徒然草 角川ソフィア文庫

角川書店・編

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784043574087
ISBN 10 : 4043574088
フォーマット
出版社
発行年月
2002年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,293p

内容詳細

日本の中世を代表する知の巨人、兼好が見つめる自然や世相。その底に潜む、無常観やたゆみない求道精神に貫かれた随想のエキスを、こなれた現代語訳と原文で楽しむ本。現代語訳・原文ともに総ルビ付きで朗読にも最適。

目次 : 自己発見の道へ―つれづれなるままに/ 出世の本道とは―いでや、この世に生まれては/ 政治の倫理規正―いにしへの聖/ いい男の条件―よろづにいみじくとも/ 長寿への警鐘―あだし野の露/ 女の色香の威力―世の人の心/ 住まいは人なり―家居の、つきづきしく/ 蜜柑の木を囲う独占欲―神無月のころ/ 友あれど心の友はなし―同じ心ならむ人/ 読書は古人との対話―独りともし火のもとに〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 月讀命 さん

    古典文学は素晴らしい。高校時代に古典の授業を勉強を真面目にしなかったので、私には、大層ハードルが高い分野ではある。 しかし、角川ビギナーズクラシックは、古文と現代語訳の両方で表記されており、更に解説文があるので理解し易く纏めて書いて下さっている。 吉田兼好が生きた時代は、西暦1200〜1300年代頃ではあるが、現代社会にも十分通じる事は多く存在する。本当に素晴らしい作品は、時間を超越して存在し、それが古典文学である。 世の中の無常観を物語る方丈記と、この吉田兼好の徒然草は、群を向いている作品であると思う。

  • seacalf さん

    ずっと以前から読みやすい『徒然草』はないかと探していたのだが、最近親しくなった同僚(元教師)が紹介してくれたのがこの本。すこぶる良い。ビギナーズと謳っているので挿絵も豊富、原文は当然、現代訳にさらには解説まで載せており、内容も子供騙しではない。おかげで短い随筆がピシッと心に入ってくる。まさに入門書にぴったり。自分のように広く浅く知りたいタイプにはこれで充分。良いシリーズを知れてほくほく。現代に通ずる人間の性(さが)を鋭く観察して目の前に提示してくれる兼好さん。やはり古来から人の営みはそう変わらないんだな。

  • Gotoran さん

    『枕草子』『方丈記』と合わせて日本三大随筆と並び称されている吉田兼好『徒然草』。現代語訳、用語解説、註釈など懇切丁寧な構成で大変読み易い。また時代背景や補足としてのミニコーナーもあり大変便利。実にこ馴れた現代語訳で『徒然草』の魅力が余す所なく表現されている。一千年前の古人が如何に繊細な心の持ち主であったか窺い知ることができる。現代人が忘れ去ってしまいつつある四季の息づき、勤勉で繊細な心遣い、緻密で信頼性に富む古の日本人の在り方を推し測ることができた。

  • うえぽん さん

    高校教育に適した古典だが、人生の後半戦で玩味するにも相応しい名著の入門書。14世紀南北朝期に書かれた書物にしては、現代にも通じる風俗、人生観に溢れており、いずれ別版で全体を通読したい。未完の完、無能の能、昼より夜の美点、花は盛りよりも始めと終わり、貧富平等論辺りに、兼好の無常論の特徴を感じ、自らが今後集中して為すべき事に想いを巡らせた。他方、女性論において極端に好悪が激しいのは、兼好自身の経験の影響を感じたが、SNSの反応で一喜一憂している現代人にも通じる気がする。酔いどれ百態も反省と共感を覚える記述。

  • だまし売りNo さん

    第百十九段ではカツオが昔は下魚と扱われていたが、今では高級魚として扱われていると書いています。江戸時代には「女房を質に入れても初鰹」とカツオが大人気になりました。世間の価値はあてになりません。値段と味は比例しない、自分が美味しいと思うものを貫くことが賢い消費者です。

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