帰一協会の挑戦と渋沢栄一 グローバル時代の「普遍」をめざして 渋沢栄一と「フィランソロピー」

見城悌治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784623082858
ISBN 10 : 4623082857
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
280p;22

内容詳細

本書では、渋沢栄一、成瀬仁蔵、姉崎正治などの経済人、知識人が集い、結成した帰一協会について取り上げる。第一次世界大戦前後における日本国内、さらには国際社会における人々の相互理解と協力を意図して結成され、欧米でも賛同者がでたが、理想と現実の乖離から次第に停滞していく。帰一協会に集った知識人たちは、同時代の何に挑戦しようとしていたのか。協会の活動の広がり、会員たちの思想の多面性を解き明かす。

目次 : 帰一協会とは何か/ 第1部 近代日本における「宗教」/「道徳」と帰一協会(宗教は一に帰すか―帰一協会の挑戦とその意義/ 宗教統一論と国民道徳―三教会同から帰一協会へ/ 浮田和民の帰一理想―帰一協会との関わりについて/ 漢学から見た帰一協会―服部宇之吉の「儒教倫理」と日露戦後の国民道徳涵養/ 「精神界」の統一をめざして―渋沢栄一の挑戦)/ 第2部 グローバル化のなかの帰一協会(澤柳政太郎のアジア主義―帰一協会講演録を中心に/ 成瀬仁蔵の帰一思想―その形成過程および米国への発信/ 初期帰一協会の国際交流活動と宗教的自由主義―成瀬仁蔵・姉崎正治の活動と米国ユニテリアンを中心に/ 「一等国」をめざす有識者グループの努力と限界―デューイから見た大正日本と帰一協会の人々/ 「帰一」というグローバル化と「信仰問題」―姉崎正治を中心に)

【著者紹介】
見城悌治 : 1961年生まれ。1990年立命館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、千葉大学国際教養学部准教授

飯森明子 : 1957年生まれ。2000年常磐大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。現在、常磐大学総合政策学部非常勤講師

井上潤 : 1959年生まれ。1984年明治大学文学部史学地理学科日本史学専攻卒業。現在、公益財団法人渋沢栄一記念財団事業部長・渋沢史料館館長。他に企業史料協議会監事、国際常民文化研究機構(神奈川大学)運営委員、(公財)北区文化振興財団評議員、(公財)埼玉学生誘掖会評議員等を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    贈呈された本です。渋沢栄一がかかわったフィランソロピー関連の2冊目の本で「帰一協会」についての分析がなされています。「帰一協会」とは1919~20年代における国内外の諸問題を、学者・宗教者・実業家などが集い、議論し、その成果を社会に発信しようとした団体で渋沢栄一はその中心的な役割を果たした、ということでの学者による論集です。この協会では、信仰問題、風教問題、社会・経済・政治問題、国際並びに人道問題についての講演や意見交換がなされたようです。民間でこのようなことが行われていたことはある意味凄いですね。

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