日本プラモデル 世界との激闘史: アメリカを駆逐した日本ブランドに、新興勢力が強襲し始めた!

西花池湖南

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309256450
ISBN 10 : 4309256457
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
215p;19

内容詳細

1960年代まで、プラモデル界の王者はアメリカだった。70年代に日本メーカーがトップの座を奪い、覇権を握る。そしていま、中国や東欧といった新興勢力の伸長が著しい。時代を画した、懐かしのキャラクター模型やミリタリー模型、超ユニーク・ヒット企画の数々の歴史を追い、その裏で繰り広げられた苛烈なバトルの実相に迫る!

目次 : 1章 「遊べるギミック」全盛の時代に頭角を現した日本メーカーの興亡―プラモデル黎明期編 1960年代後半(プラモデルの黎明期、日本でトップランナーとなった企業とは―マルサン300分の1「SSN‐571ノーチラス」/ 可動ギミック満載だった、アメリカのプラモデル―レベルとモノグラム ほか)/ 2章 タミヤの「動かない模型」革命で日本が世界標準スケールを確立―ミリタリーモデル驀進編 1960年代後半から70年代まで(止まらなくなりはじめた戦車模型の進化―タミヤ35分の1「ドイツ重戦車キングタイガー」/ 「動かして遊ぶ」から「飾って楽しむ」への転機となった模型とは―タミヤ35分の1「ミリタリーミニチュアシリーズ」 ほか)/ 3章 バンダイの「ガンプラ」が日本模型界を絶頂に導いた―キャラクター模型の新時代編 1980年代編(1980年代は、模型の世界においても「ジャパン・アズ・ナンバー1」だった―品質と市場で世界の頂点に/ 『宇宙戦艦ヤマト』で育ったコア層が、ガンプラ人気を爆発させた―バンダイ144分の1「機動戦士ガンダム」 ほか)/ 4章 王者日本を照準に定め中国系メーカーの追撃が始まった―市場の成熟編 1990年代(バブル崩壊後の大ヒットなき時代に起きていた地殻変動とは―インキュベーターとしての90年代/ “ミリタリー模型の冬”を終わらせた、戦車模型の自信作―タミヤ35分の1「ドイツタイガー1型戦車(後期生産型)」 ほか)/ 5章 メーカーの多極化で予測不能のカオス世界へ―グローバル競争編 21世紀(21世紀の模型市場に起きている想像を絶する現象とは―高齢化とカオス化/ タミヤを乗り越えたいという野望が、ドイツ戦車模型へとのめり込ませた―ドラゴン35分の1「ティーガー1」シリーズ ほか)

【著者紹介】
西花池湖南 : 1961年生まれ。同志社大学卒。1980年代から90年代にかけて新書をメインにした出版社に在籍。現在は、おもに趣味・エンターテインメントの世界を中心テーマに、ライターとして精力的に執筆活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • keith さん

    プラモの歴史。もう少し写真が多ければなあ。子どもの頃よく作ったけど、今は細かい部品がよく見えんわ。

  • えすてい さん

    ファインモールドが愛知県庁を模型化したことに対し、隣の名古屋市役所は「そこに物語性がないから」と商品化する予定はないという。名古屋市民にとっては、あの場所は名古屋市役所と愛知県庁が並んでいてこそ「名古屋の官庁街」のシンボルとして親しんでいる。何故愛知県庁には物語性があり、名古屋市役所には物語性がないのか、愛知県庁の物語性とは何か、それをファインモールドは述べていないのが残念。

  • 本の蟲 さん

    日本ヨイショの部分もなくはないが、プラモデルの歴史本として悪くない。子供向けの「動く玩具」から、趣味人の「動かない模型」へと。模型会社とモデラーの信頼と切磋琢磨。実在架空に限らないキャラ人気への波乗りの話がおもしろかった。特に「ミグ25亡命事件」の際、今なら絶対売れるとミグのプラモデル開発を急ぐが資料がない。ところがハセガワに「作ってくれ!」とばかりに警察、自衛隊内部から?の隠し撮り、リーク写真が届いて完成・販売開始。当然バカ売れしたというエピソードが最高

  • kinoko さん

    歴史書の体をとっていると書かれているが、全くそのようには感じなかった。著者の経験と偏見を元に書かれているのかと思うような内容で、コラムがずっと続いている感じで、まぁ読みやすさはあると思う。前半は模型メーカーの興亡や力関係が分かるところもあるので勉強になったと思う。ただ、全体象的に感情的な表現が多いように感じて、おじさんの話を聞いている様な気分になった。もう読み返さないと思った本は久しぶり。

  • ひろゆき さん

    私はタミヤの35分の一スケールの戦車世代。ソ連KV1の武骨、ドイツのタイガーT型の繊細の再現に夢中になって育った。それが私の子らの世代では、美少女戦闘ロボットの「肌の質感」の再現に夢中になっている。まさにカオス。日本でプラモができてから六十年。この本はその歴史、国内各メーカーの興亡、海外メーカーの侵攻を俯瞰して理解できるとともに、模型製作者ならニンマリしてしまう小ネタもいっぱい。章も細かく分かれ読みやすい。圧倒的該博。私がいま夢中の艦船ウォーターラインシリーズの記述も多い。良書、ただ勿論万人にではない。

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