基本情報

内容詳細
90年代のプロレス世界はレスラーがいたずらに生き急ぎ、ファンはより強い刺激を追い求める怒涛と混沌の連続だった。そして、時代の体現者となった三沢と橋本を後に襲った悲劇は、この時すでに萌芽していた…。リングを支配してきた両雄に引導を渡すべく蜂起した破壊者たち。彼らが掴みかけた天下、あるいは苦悶、喪失とは…。凄絶な闘いの深淵をいま再びたどる!
目次 : 1章 1990年三沢光晴の重荷―寡黙な男が背負わざるを得なかった全日本の未来/ 2章 1991年ジャンボ鶴田の絶頂―新世代の障壁となった怪物、最後の輝き/ 3章 1992年大仁田厚の爆風―猪木の遺産を食みながら開花したハードコアプロレス/ 4章 1993年天龍源一郎の入魂―“約束の地”に向かった男が創造した新日本の栄華/ 5章 1994年橋本真也の確立―天龍越えで実現した「肥満体型レスラー」のエース襲名/ 6章 1995年武藤敬司の驀進―プロレス・バブルの黄昏時に打ち砕かれた“UWF神話”/ 7章 1996年川田利明の鬱屈―ガラパゴス化した馬場・全日本がついに“鎖国”を解く/ 8章 1997年蝶野正洋の襲来―黒いカリスマ率いるヒール軍団が変えた新日本の景色/ 9章 1998年高田延彦の別離―プロレス人気を破綻させた男が向かった新たな世界/ 10章 1999年そして、ジャイアント馬場の死―規範を失ったプロレス界が露呈した世代間の断絶
【著者紹介】
西花池湖南 : 1961年生まれ。同志社大学卒。1980年代から90年代にかけて新書をメインにした出版社に在籍。当時、売れないとされてきた「活字プロレス路線」と新書哲学を組み合わせ、十数冊に及ぶプロレス探究本を世に問い、好評を博す。現在は21世紀以降に明らかにされた諸事実をもとに、プロレス芸術を後世に伝え、新たな活字プロレスの世界を提示すべく、精力的に執筆活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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しーふぉ さん
読了日:2019/07/24
摩訶不志木 さん
読了日:2019/11/22
豊平川散歩 さん
読了日:2019/12/28
佐藤光弘 さん
読了日:2018/06/05
5〇5 さん
読了日:2018/11/01
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