西村朗と吉松隆のクラシック大作曲家診断

西村朗 / 吉松隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784054033160
ISBN 10 : 4054033164
フォーマット
発行年月
2007年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
268p 四六版

内容詳細

目次 : 〜現代を代表するふたりの作曲家が、“同業者”ならではの / 視点で、古今の大作曲家にメスを入れる!!〜 / 第1章:まずは“モーツァルト”から作曲家診断 / 第2章:“オペラ”の作曲家診断 / 第3章:ところで“作曲家”ってなに者? / 第4章:“経済学”からみる作曲家診断 / 第5章:“現代音楽”からみる作曲家診断 / 第6章:作曲家の未来予想図

【著者紹介】
西村朗 : 1953年大阪市に生まれる。作曲家。少年時代前半までは、比叡山で修行して僧侶になろうと思っていたが、小学校5年生の時に学校の放送部員になったのがきっかけで、クラシック音楽に魅了され、作曲家を志す。高校時代は池内友次郎に師事。芸大の作曲科に入り、80年に大学院を修了。アジアの伝統音楽などから影響を受けつつ内外で多数の作品を発表。2003年よりNHK‐FM「現代の音楽」のパーソナリティーをつとめている。2007年度の「武満徹国際作曲賞」審査員

吉松隆 : 1953年東京生まれ。作曲家。少年時代は手塚治虫のような漫画家か、お茶の水博士のような科学者になろうと思っていたが、中学3年の時に突然クラシック音楽に目覚め、慶應義塾大学工学部を中退後、独学で作曲を学ぶ。1981年に「朱鷺によせる哀歌」でデビュー。以後、いわゆる「現代音楽」に異を唱えながら、5つの交響曲や8つの協奏曲を始めとする数多くの作品を発表し、その作品のほとんどは国内および海外でCD化されている。また、FM音楽番組の解説者やイラストレーターとしても活躍中で、著書に『図解クラシック音楽大事典』(学研)、『夢みるクラシック交響曲入門』(筑摩書房)、編著書に『クラシックの自由時間』(立風書房)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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対談形式によりとても楽しく書かれた作曲家...

投稿日:2010/12/16 (木)

対談形式によりとても楽しく書かれた作曲家論。斬新な切り口で意外なエピソードや興味深い分類など、一気に爽快な気持ちで読めました。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まるほ さん

    図書館でふと目にして手に取った本。思わぬ“掘り出し物”。▼クラシック音楽の作曲家である西村朗氏と吉松隆氏が、対談形式でクラシック音楽界の大作曲家をぶった切る。“評論家”目線ではなく”本職”の作曲家の目線で語られる大作曲家評は、ある意味独創的でとても興味深い。なにしろ冒頭からモーツァルトを“凡庸”と評する。▼ある程度クラシック音楽に馴染みのある人向きの本であり、初心者の“導入本”としては敷居が高いかな…。▼お二人が率直に歯に衣を着せずに、自らの音楽的嗜好を隠さずに本音で語っているので、とてもおもしろかった。

  • ほたぴん さん

    ところどころの診断グラフにへぇ〜。あたりまえですが、一口に作曲家といっても、作曲の仕方から生活レベル・人間性までいろいろでおもしろかった。日本人のDNAが惹かれる作曲家=チャイコ、ドヴォルザーク、スメタナって、納得。

  • yu さん

    第一線で活躍されている作曲家、西村朗さんと吉松隆さんの対談集。好き勝手に語っているように見えるが、鋭い指摘もあり油断できない。何度も読み返したい本。

  • quabex さん

    対談形式で気軽に読める。文明論的な話題より、音楽や作曲家と自分たちの関わりという切り口の話の方が具体的で面白い。“「バッハは、古い音楽ではなく若い音楽」そして「現代音楽は、新しい音楽じゃなくて年老いた音楽」なんだって。つまり、クラシック音楽は前進して進化しているのではなくて、18〜19世紀でピークを迎えて衰退しているんだという視点だね”(p.196)、“ほかの音楽ジャンルでもそれは感じる”(p.234)という吉松氏の発言が記憶に残った。なるほど!という感じ。

  • うな坊 さん

    かたやN響アワーの司会者、かたやNHKFMシンフォニー・コンサートの司会者。風貌から言って、まったく異なり、この二人が対談するなんて話が合うのだろうかと思って読み始めたが、かなり意気投合。面白かった。モーツアルトの評価が抑えめであるのは興味深い。西村さんがボロディンに甘かったりするのも本音が聞けて楽しい。

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