日本のアニメーションはいかにして成立したのか

西村智弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864051347
ISBN 10 : 4864051348
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
337p;22

内容詳細

オルタナティブの日本動画史

いまや日本の輸出産業となった「アニメーション」という概念は、どのようにして受容され、また変遷していったのか。時代ごとの呼称や表現形式の分析を軸に、アマチュア作家や実験映画との関係、リミテッドアニメーションなど、これまで周縁的・境界的とされてきた創造活動に着目し、明治期から現代にいたるアニメーションの系譜をたどる。貴重な図版も多数掲載。

【著者紹介】
西村智弘 : 映像評論家、美術評論家。東京造形大学、東京工芸大学、阿佐ヶ谷美術専門学校非常勤講師。専門は映像史、現代美術。日本映像学会、美術評論家連盟会員。1993年、美術出版社主催“第11回芸術評論募集”で「ウォーホル/映画のミニマリズム」が入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • の さん

    明治の末から現代まで、100年以上に及ぶ日本のアニメーション創作の流れを、膨大な資料と図版を使って明らかにする本。アニメーションという言葉も概念もない戦前の日本では、漫画、影絵、人形など対象が動作する映画はあっても「アニメ」とは呼ばれなかった。手塚治虫の『鉄腕アトム』のテレビ放送が開始し、動きを省略した商業的なヒット作が続々と出る中で、自主制作の実験的作品や、前衛的、芸術的な作品も生まれ、現代では前者は国内で、後者は海外で「アニメ」のポジションを獲得している。進化が予測不能で次の手が分からないアート。

  • 富士さん さん

    これまで作る側から定義されてきたアニメーションを、視聴者が何をアニメーションと捉えていたかという視点から論じているのは、目からウロコでした。語用論的、現象学的アニメ論だと思います。歴史研究で論文集なので、必ずしも体系的とは言えず、明快な結論を導くものではありませんが、アニメーションというものが、本来多様で自由であることがよくわかる議論となっています。また、これまで通史を描かれてこなかった、アートアニメーションの歴史に触れているのも素晴らしいと思います。アニメーション原論として、押さえるべき内容です。

  • bura さん

    この本を読めば、日本のアニメーションが一つの 「線」で繋がっていることが理解できる。 かなりしっかりした「アニメ」の歴史書であり 考察本。

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