西川美和 (映画監督)

人物・団体ページへ

永い言い訳 文春文庫

西川美和 (映画監督)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167906702
ISBN 10 : 4167906708
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
シリーズ
:
追加情報
:
341p;16

内容詳細

予期せず家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか――。人を愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」を描ききった物語。 


【著者紹介】
西川美和 (映画監督) : 1974年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。在学中から映画製作の現場に入り、是枝裕和監督などの作品にスタッフとして参加。2002年脚本・監督デビュー作『蛇イチゴ』で数々の賞を受賞し、06年『ゆれる』で毎日映画コンクール日本映画大賞など様々の国内映画賞を受賞。09年公開の長編第三作『ディア・ドクター』が日本アカデミー賞最優秀脚本賞、芸術選奨新人賞に選ばれ、国内外で絶賛される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • yoshida さん

    作家の幸夫は、妻の夏子を突然の事故で亡くす。二人の愛情は冷え、子供のない生き方を選択した事もあり幸夫は悲しみに実感がなく不倫を続ける。同じ事故で妻の友人のゆきも亡くなった。ゆきの夫の陽一と子供達に会う幸夫。窮地にある陽一達を助けるため、幸夫は子供達の世話をすることになる。子供達との交流により、少しずつ変わってゆく幸夫。しかし、ある事件により彼等は離れる事になる。なかなか屈折した幸夫の性格もあり、入り込めず。自分の周りにいてくれる人達と向き合う大切さを感じた。個人的な経験で感想を書くのが難しかった。要再読。

  • れみ さん

    バス事故で妻の夏子を亡くした作家の津村啓こと幸夫と同じく妻のゆきを亡くしたトラック運転手の陽一とその子どもである真平と灯。彼らとその周りの人々の視点で綴られる物語。家族を突然亡くし以前とは変わってしまった生活に対す喪失感や後悔や困惑やストレスをひしひしと感じ幸夫が初めて泣けたとき私も一緒に初めて泣けた。幸夫の一人語りと周りの人が語る幸夫像には大きなギャップがあるけど他者と完全に理解し合うのはなかなか難しいという当然のことをあらためて思う。色々な人物の視点と心情で多面的に見られるこういう構成は好きだなあ。

  • せ〜や さん

    人が亡くなる。残された人はどうする?感情のままに、泣ければいい、怒れればいい。でもそれはきっとひとりぼっちじゃできない。誰かと一緒に、ふたりぼっちで、じっくり時間をかけて出来ていくだ。昔、心配してくれた友人に「あなたが気にする事じゃないから、心配しなくていい」と言って、「心配したっていいやん!」と怒られた。なぜそんな怒る?と思ったけど、今ならその意味がわかる。あの時、友人はどんな気持ちで僕の言葉を聞いたんだろ。映画では観れないそれぞれの葛藤や想いがわかった。カッコよくなくてもゆっくりと進んでいければいい。

  • ケンイチミズバ さん

    久しぶりに小説を読んで泣きそうになった。勉強中の真平と幸夫君の会話のシーンで自分も涙が落ちるかと。こんなに心が動かされたのはこの作品が自分の心を映す鏡みたいだったから。いや、鏡でなく、身につまされたと言った方が正しい。幸夫君と夏ちゃんの関係は今の自分たち夫婦と似ている、同じ、近いから。私は妻より先に死にたい。先に死んだ方がいい。先に死ぬべきだと思う。今わかり合えないこと、言えないことが言えるようになるかもしれないのが相手が亡くなってからというのでは絶対によくない。それはわかっている。だけど無理そうだ。

  • 🅼🆈½ ユニス™ さん

    自己愛は激しいのに対して健全範囲での自信は欠けていて、厭世観が強く自分より非力な人の為に時間を割く事もなければ、面倒な事を背負わない人種の1人 ‘衣笠幸夫’ は突然の事故で妻を亡くす。同じ事故で亡くなった妻の友人の家族と絆を深めながら、愛するべき日々に愛する事を怠った事の代償が小さくない事を学ぶ。後から味わう喪失感を克服して行く感動の物語。とてもとても良い一冊❗️★5❗️(年間おすすめランキングってあるけど、ランキング何て付けられないと思うようになりつつ…)

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

西川美和 (映画監督)

1974年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。在学中から映画製作の現場に入り、是枝裕和監督などの作品にスタッフとして参加。2002年脚本・監督デビュー作『蛇イチゴ』で数々の賞を受賞し、06年『ゆれる』で第61回毎日映画コンクール日本映画大賞など様々の国内映画賞を受賞。09年公開の長編第三作『ディア

プロフィール詳細へ

西川美和 (映画監督)に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品