オペラ「ドン・カルロ」のスペイン史

西川和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779114830
ISBN 10 : 4779114837
フォーマット
出版社
発行年月
2009年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,228p

内容詳細

舞台は16世紀のスペイン。名作の背景となった「太陽の沈むことなき帝国」の華やかなりし時代に実在した、王子ドン・カルロスの悲劇の実相と登場人物の素顔に迫るスペイン王家の物語。

【著者紹介】
西川和子 : 早稲田大学理工学部応用化学科卒。現在、特許庁審判長。神奈川県逗子市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takakomama さん

    METのライブビューイング(フランス語版、全5幕)の予習。ヴェルディのオペラ「ドン・カルロ」はフランス語版、イタリア語版、全4幕版、全5幕版といろいろあるそうです。オペラのあらすじとシラーの原作、スペインの歴史。昔の王族たちは10代で国際結婚が当たり前。権力と思惑が入り乱れ、国益のために国王は非情にも反乱を企てた息子ドン・カルロスを幽閉します。ドン・カルロスは23歳で亡くなります。登場人物ひとりひとりの人生がドラマチックで一気読み。

  • ろべると さん

    オペラを見たのを機に再読。スペイン・ハプスブルク家の悲運の王子ドン・カルロスを中心に、オペラに登場する実在の人物たちの生涯を紹介している。父方の祖父と母方の祖母、父方の祖母と母方の祖父がそれぞれ兄妹という血の所以か、奇行を以って父王に後継者にされず、最期は幽閉されて死を迎える。他にも濃ゆい男女が多数登場して、なんだか大変なことになっているのだ。 著者はプロの文筆家ではないなと思って略歴を見ると、特許庁で審判長を勤めた人であった。趣味でスペイン史に関する本をいろいろ出しているようだ。

  • huanghongyang さん

    スペイン国王フェリペ2世の長男ドン・カルロの実像についての本だった。宝塚の「ドン・カルロス」とオペラ、実像はどれも違っていた。実際のドン・カルロは地位はあったが、愛に恵まれず、空気が読めず、能力もなく、無鉄砲だった結果、皇太子として許されない行為を行い、父親に幽閉されて暴飲暴食、断食を繰り返しての自殺という悲惨な末路を遂げたようだ。読む限りでは、父親を含めた周りの人間は彼をそれなりに大事に思っていたようだった。

  • Sol さん

    まるでその時代にいて、見てきたような著者の記述。当時この人はこう思ったんですね・・・って本当?って思いながら楽しみました。スペインについてもっと知りたいって思いました。

  • Kei さん

    おもしろかった〜!シモンと並んでヴェルディ作品の中で私が最も好きなドン・カルロを歴史的に紐解く本。手に入れにくいシラーの原作の内容も概説。がっつり歴史本というより、読み物的で読みやすく楽しい。「シモン・ボッカネグラのイタリア史」なんてのも出版してほしいですね。同じ著者のフェリペ二世の伝記本も読みたくなった。ところで、そのフェリペ二世、オペラでも歴史上でも本当に魅力的な人物だけど、どうしてもフルラネットの姿と声が毎度浮かんできてしまいます…。。どうも私のなかではフェリペ二世=フルラネットらしい。。。

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西川和子

スペイン史著述家、早稲田大学理工学部応用化学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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