基本情報
内容詳細
時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉――
12か月のうちの〈4月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。
四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。
【目次】
春昼(太宰治)
四月(北川冬彦)
四月の蕾(獅子文六)
?外先生の墓に詣づるの記(日夏耿之介)
春日遅々(堀辰雄)
牧神の春(中井英夫)
四月短章(村山槐多)
褪春記(鏑木清方)
四月馬鹿(渡辺温)
イギリスの春と春の詩(吉田健一〕
死人の埋葬〔「荒地」より〕(T・S・エリオット/吉田健一訳)
美しい墓地からの眺め(尾崎一雄)
山男の四月(宮沢賢治)
かたくり(水野葉舟)
ギャロッピング・フォックスリー(ロアルド・ダール/田口俊樹訳)
四月(ギュスターヴ・カーン/永井荷風訳)
春雪(久生十蘭)
まどわしの四月(片山廣子)
若菜のうち(泉鏡花)
博士の目(山川方夫)
桜の森の満開の下(坂口安吾)
跋 四月はかならずやってくる(西崎憲)
【著者紹介】
西崎憲 : 翻訳家、作家、アンソロジスト。電子書籍や音楽のレーベル〈惑星と口笛〉主宰。音楽家でもある
中井英夫 : 小説家、短歌編集者、詩人。1922年生。1993年没
村山槐多 : 詩人。1896年生。血のように赤いガランスを好んだ画家でもある。結核性肺炎を患い、スペイン風邪に罹患した身で悪天候の戸外へ飛び出したことが元で1919年没。享年二四(満二二歳)
鏑木清方 : 浮世絵師、日本画家、随筆家。1878年生。1972年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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くさてる さん
読了日:2025/06/10
凛風(積ん読消化中) さん
読了日:2025/03/22
Cinita さん
読了日:2025/04/09
mikky さん
読了日:2025/04/19
真琴 さん
読了日:2025/04/14
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人物・団体紹介
西崎憲
翻訳家、作家、アンソロジスト。著書に第十四回ファンタジーノベル大賞受賞作『世界の果ての庭』など。フラワーしげる名義で歌集『ビットとデシベル』『世界学校』。電子書籍や音楽のレーベル〈惑星と口笛〉主宰。音楽家でもある
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