ネコソギラジカル 中 赤き征裁vs.橙なる種 講談社文庫

西尾維新

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062763370
ISBN 10 : 4062763370
フォーマット
出版社
発行年月
2009年04月
日本
追加情報
:
15cm,611p

商品説明

けれど――もうおしまいだ。
「戯言シリーズ」最終章!

なんだかんだ言いながらも始まってしまえば我慢できるし、四の五の言っても終わってしまえば耐えられる。しかし人間は中途半端な中庸だけは我慢することができないし、勿論耐えることもできなくて、それなのに人生ときたら最初から最後まで永遠に続く中だるみみたいなものだから、これはもうまったくもってやってられないと言うべきだ。ひとたび口にしたことは、それがどんな荒唐無稽な世迷事であったとしてもひとつ残らず実行してきた誠実な正直者、つまりこのぼくは、10月、数々の人死にを経験する。奪われたものを取り戻すような勢いで、せき止められたものを吐き出すような勢いで、死んで、死んで、みんな死ぬ。それは懐かしい光景であり、愚かしい光景であり、見慣れた風景であり、見飽きた風景だった。結局、終わりとはなんだったのか。結局、始まりとはなんだったのか。戯言遣いはその程度のことにさえ思い至らず、しかしどうしようもない戦いだけはどうしようもなく続き、そして中断などありうるはずもなく――戯言シリーズ第6弾

内容詳細

10月、戯言遣い・いーちゃん、狐面の男、双方共に犠牲を出しながらもどうしようもない戦いが続く。十三階段を切り崩すべく行動する戯言遣い。しかし、澪標姉妹の襲撃で絶体絶命の危機に。

【著者紹介】
西尾維新 : 1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞、「京都の二十歳」としてデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • W-G さん

    序盤でいきなりカタストロフが演出され、そこからの這い上がりを期待させる工作活動を描きつつ、十三階段のメンバーを小出しにだして、人気キャラ?の再登場で最高潮まで持っていって、最後は気になる引きを作って下巻へ…という一見巧みな構成で読ませるが、いざこうして感想を書き始めると、頁数の割りに内容薄かったなとも思う。最初の第十幕が一番の盛り上がりだった。絵本さんが面白くて好き。西東天は何がしたいのか本当に意味不明。下巻での落としどころはだいたい見えたが、熱い展開が期待出来るのは確かなので、一気に読み進める。

  • 優希 さん

    終わりのはずの物語は徐々に加速していきます。始まってしまえばそれは終わりではないわけで。十三階段がボロボロになってくのと同時に戯言遣いも壊れていく。それは物語の崩壊を招いているように思えました。狂い、惑い、朽ち果てるのは運命なのかもしれません。止まっていた歯車が急にまわりだしたように。終わりとは、始まりとは何か謎のままで続いていき、その疑問にすら置いてかれるいーちゃんはまさに戯言そのものに見えました。中断のない戦いの中で現れた零崎が全てを奪った感があります。

  • まりも さん

    再読。戯言シリーズ最終章の中編。サブタイ通り世界最強の赤・哀川潤と橙なる種・想影真心が衝突するところから始まる話。いやー、これは素晴らしい。激動とは正にこのこと。戯言遣いシリーズ最終章の繋ぎとなる話なだけあって、物語の加速具合と登場人物の使い方が抜群に上手いですね。特に殺人鬼・零崎人織の登場シーンは何度読んでも盛り上がる。一切退屈させる事なく、次へ繋げるって西尾維新ホンマすげーわ。戯言遣いのいーちゃんと死線の蒼・玖渚友の物語も次巻でいよいよ完結です。色々と思い出しながら最終巻を読み返す予定。

  • Yobata さん

    《戯言》シリーズ第6弾(中)。狐面の男が集めた十三階段の最後の一人はなんと、人類最終,かつてぼくが殺した筈の想影真心だった。真心は意識が不安定の状態で、出夢,崩子,萌太,そして人類最強の哀川さんまでもなぎ倒し、狐面の男は真心と哀川さんを連れて消えて行く。この件で出夢は真心に殺され,萌太は崩子の身代わりに轢かれて死亡し,崩子は精神が崩壊してしまう。ぼくは反撃に出る為、零崎を保険に,防御を玖渚に頼み、狐面の男の手足をもぐ為、十三階段を取り込む事に。しかしその最中、真心が力付くでこちら側に逃走し、→

  • ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう さん

    再読。いやー入院中にはこの分厚さ良いですねー。中巻は真心のお話で、あと、んーと、誰も死なないかと思ったらそうでもなかった。頭巾ちゃんがどういう意味で狐さんにとってすごい奴だったのかめちゃ気になる話ですが。いーちゃんの過去といい、微妙に隠すのやめてっていう。確か最後までわからない妙な伏線残しあるよね…。ラストは懐かしの再開と衝撃の事実ってとこか。

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西尾維新

1981年生まれ。2002年に『クビキリサイクル』で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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