クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 講談社文庫

西尾維新

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062761338
ISBN 10 : 4062761335
フォーマット
出版社
発行年月
2008年08月
日本
追加情報
:
15cm,279p

商品説明

ミッションは少女救出!
“ぼく”が学園で見た惨劇は――

知らない誰かと仲良くするためには絶対に守らなければならない約束がひとつだけ存在する。その約束とは、相手に対して常に友愛の情を持つことだ。つまるところそれがどういうことかといえば、知らない誰かと仲良くすることなんて結局は不可能だという意味なのだろう。いや、そもそも、知らない誰かと仲良くしようだなんて考え自体が常軌を逸しているとしか思えない。絵空事を語ることさえ自らに許さず、たったひとつの矛盾さえも生理的に見逃すことのできない誠実な正直者、つまりこのぼくは、6月、人類最強の請負人・哀川潤に、およそ問答無用に引き連れられて、高名なお嬢様学校であるところの私立澄百合学園へと向かうことになった。そして事件はその学園の中で起きる。それは巻き込まれたと言えるかもしれないし、また、自ら渦の中へと飛び込んだと言えるかもしれない。まあ別に、どう言い、どう言いつくろったところで、それはきっと意味がないのだろう。だって起きた事件自体が、そもそも戯言みたいなものだったのだから――戯言シリーズ第3弾

内容詳細

ミッションは少女救出!“ぼく”が学園で見た惨劇は―。

【著者紹介】
西尾維新 : 1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞、「京都の二十歳」としてデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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戯言シリーズ第3弾は人類最強の請負人哀川...

投稿日:2021/04/10 (土)

戯言シリーズ第3弾は人類最強の請負人哀川潤により強引に連れていかれた澄百合学園で事件に遭遇します。ミッションは少女の救出なのですが、今回はミステリーというより完全なアクションものでしたね。それにしても天才、人間失格の連続殺人者に続き人類最強って、キャラ設定が凄すぎます。平凡な登場人物なんていないのでは?と思ってしまうし、一見普通に見える語り手のいーちゃんは思考回路が全然普通ではありません。ちなみにアクションは赤とジグザグであり、いーちゃんはいつもの戯言担当でした。西尾維新さんの作品は実写ドラマ化、アニメ化されているモノもありますが、最大の魅力は言葉なので原作が一番面白いし、言葉遊びの真骨頂とも言えるのが戯言シリーズです。ただ今回は過激なアクションシーンが多く、言葉遊びは控えめだったのが少し残念です。またキャラのインパクトも徐々に薄れてきた感があります。

イック さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G さん

    なるほどこんな風になっていくのか。ちょっと残酷な感じの学園漫画を読んでいるのと同じような感覚。今回は頁数も少なく、登場人物ももろに漫画な呼び名や必殺技を携えていて、アクション味が強め。戯言使いの独特の語り口調でソレが独特の世界観に昇華しているけれども、話しの展開自体は一本道で捻りは特にない。いっくんが微妙にユーモラスになっている点は割と好き。あえて描かれない裏側の設定が気になるといえば気になるが、ちょっと盛り上げすぎでこれ以上は逆に期待しなくなりそう。10代前半でどれだけの修羅場をくぐりぬけたのかと。

  • まりも さん

    再読。戯言シリーズの第三弾。ぼくが人類最強の請負人・哀川潤に、問答無用に引き連れられ高貴なお嬢様高校へと潜入することになる話。今回は人類最強の請負人・哀川潤メインの回であり、紫木一姫の回でもあったわけですが、これまでで一番読んでいて楽しいお話でしたね。やってることは超残酷で凄惨なんだけど、掛け合いが最高にノッているからか、とても明るい感じがしたのが印象的。やっぱり哀川潤と戯言使いの組み合わせが一番しっくりくるわ。言葉遊びもやけど、戯言シリーズはツボに入るところが多いから好きやわ。次巻も再読予定です。

  • 優希 さん

    まさに戯言というべき事件簿でした。今回は友が出てこない分、潤さんが目立っていた印象です。半分以上潤さんの語りと言ってもいいくらいでしょう。肝心の事件は飛び込んだというか巻き込まれたというか。とにかく人が死にすぎだなと思いました。常軌を逸したところで転がる物語。だからこそ戯言なのでしょう。

  • ゼロ さん

    シリーズ第三弾は、女装した戯言遣いが私立澄百合学園へ潜入し、ある生徒を救出すること。相棒は人類最強の請負人・哀川潤なので一筋縄ではいかない。一応殺人事件は起き、密室ではあるが、ミステリー要素は薄く、キャラクター小説に特化している。舵を切ったのが良いか悪いかは定かではないが、筆者がノッて書いてるのは分かる。萩原子荻や西条玉藻などの個性的なキャラ、紫木一姫のような幼いキャラなど登場しました。バトル描写は上手くなく、自省も少なく、ページ数もないので、サクッと読めました。

  • 中玉ケビン砂糖 さん

    、「戯言シリーズ」のなかでは容量も断然少なく、比較的に単発モノな気がしないでもないのだが、レアな乱丁を発見したのでコレと最終巻と最初のものは手元において残りの巻はかさばるし処分した、そんでなぜコレかというと、単刀直入に言って「大好物」だからである、ソフトリョナ好きな自分にとっては、昔よく夜食のオカズとしてお世話になりました、トリックとか(うっすら分かってたけど)もうどうでもよくて、ひたすら子荻ちゃんと玉藻ちゃんをいたぶり尽してぺろぺろしたい、とここまで書いて思った、「何こいつ、キモイ」、、、

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西尾維新

1981年生まれ。2002年に『クビキリサイクル』で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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