基本情報
内容詳細
日本社会に危機管理を重要視する文化の醸成を。目の前にある危機、そして今後起こり得る緊急事態を見据えて刻々と状況が変化する中で危機感を共有し社会が一つになって困難を乗り越えるために本書は、緊急時の効果的なコミュニケーションのあり方を示すだけではなく、危機に対する社会のあり方に一石を投じる。
目次 : 第1章 クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC)/ 第2章 緊急事態発生前の事前準備期:Preparation/ 第3章 緊急事態発生直後の初動期:Initial/ 第4章 維持期:Maintenance/ 第5章 解決期:Resolution/ 第6章 メディア・ソーシャルメディアとのつきあい方
【著者紹介】
蝦名玲子 : 保健学博士・ヘルスコミュニケーションスペシャリスト。1997年米国ミシガン州立大学卒業後、人々の恐怖感情をコントロールするメカニズムを解いたリスクコミュニケーションモデル「The Extended Parallel Process Model」を開発したKim Witte教授に師事し、1999年ミシガン州立大学大学院にて修士号(コミュニケーション学)を取得。2010年東京大学大学院にて博士号(保健学)を取得。日本公衆衛生学会認定専門家。国立医療・病院管理研究所(現国立保健医療科学院)等、複数の医学系研究所で勤務後、2002年にグローバルヘルスコミュニケーションズを設立。ヘルスコミュニケーションスペシャリストとして官公庁とともに保健事業に取り組む。日本健康教育学会代議員等の学会役員、消費者庁等の官公庁の委員や自治体の政策策定アドバイザー、東京大学や順天堂大学等の複数の大学の客員/非常勤職を兼任・歴任。平時のリスクコミュニケーション活動として、電磁界情報センターの教育現場における電磁界の知識啓発検討会委員も務めた。クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション活動としては、東日本大震災後に日本公衆衛生学会主催公衆衛生活動の遂行能力向上セミナーや日本栄養士会災害支援栄養チームリーダー育成研修をはじめ、支援者教育に取り組む。また、クロアチアで旧ユーゴ紛争生存者研究や支援活動、「公衆衛生上の緊急事態におけるリスクコミュニケーション」(アジア欧州財団・ノルウェー総合研究審議会主催、日本外務省協賛)の国際会議への招聘等、グローバルな活動もおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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