怪談六道 ねむり地獄 竹書房怪談文庫

蛙坂須美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801937147
ISBN 10 : 4801937144
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;15

内容詳細

夢と現実が奇妙にリンクし、曖昧になった刹那を掬い上げる…実話怪談界の新鋭・蛙坂須美が放つ待望の初単著。疲れ果て眠りに落ちそうになった瞬間に感じた無気味な異変…「噛夢」、自分だけが身に覚えのない、記憶の亡霊のごとく不鮮明な映像とは…「蛇素麺」、突然居酒屋に入ってきた男との不条理な会話…「犬目耳郎」、引き籠もりの兄の部屋から聞こえてくる少女の声…「まゆちゃん」、地方紙の記者が取材先の寺で見かけた女は全体のバランスがちぐはぐで…「泣きぼくろ」他、全32話収録。淡水と海水が混ざり合うのが汽水域ならば、ここは怪奇と眠りの狭間=奇睡域。さぁ、地獄の扉が開く。

目次 : 噛夢/ 裏切り者/ ひとごろしの裏ビデオ/ カミキリムシ/ 化茸/ 影猫/ 隣の庭に張られたテント/ 流星8号/ まがいびと/ 通話/ K鍼灸院/ 土地/ ひとだま/ 墓バス/ 別居中の絵葉書/ 病膏盲/ 夫/ 首電車/ 緑の巾着/ ボブ/ 紫陽花嫌い/ 蛇素麺/ 猿山/ 犬目耳郎/ 五芒星の男/ 何かが空を…/ けむり/ ファントム・オ・テアートル/ キー/ コード/ まゆちやん/ 泣きぼくろ/ 奇睡域―あとがき

【著者紹介】
蛙坂須美 : Webを中心に実話怪談を発表し続け、共著作『瞬殺怪談 鬼幽』でデビュー。国内外の文学に精通し、文芸誌への寄稿など枠にとらわれない活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あたびー さん

    他の作家方との共著で読んで好みだったので読んでみたが、辛口の語り口が心地好く正解と思った。表題の通り眠りや夢にまつわる怪談が多く編まれている。著者が朱雀門さんの本にあった話を引き合いに出していたテントの話は気味悪かった。こういう因果応報や祟りなどと関係ない怪談が好きだ。向かいのビルの空き室に見えたものとか、ベッドの下から出てきた沢山の歯とかどれもこれも好き。ちなみに読書中に睡魔に勝てずうたた寝してしまったけど、怪異は起きませんでした。

  • マツユキ さん

    ストレートに気持ち悪さの伝わってくる実話怪談で、いや!なんだけど、止まりません。

  • 澤水月 さん

    突如行方不明になった会社の先輩、日々の業務に忙殺され気に留めず過ごしたが…「通話」は昨今の労働状況や「無意識の加害」などに思い至り自分には一番刺さった。煙草を吸う視線の先に…「まがいびと」もゾクリとする。今を生きる大人に響く話多く、淡々としつつ一気に読ませる。初単著、今後も期待。読了1226(初の年末年始旅で羽田事故絡みでつけ遅れ)

  • ふるい さん

    蛙坂須美さん待望の単著です。夢と現実の狭間。日常の延長線上に存在する怪異にゾッとした。特に好きなのは「影猫」「ひとだま」「墓バス」「首電車」「犬目耳郎」「まゆちゃん」。"うつし世はゆめ よるの夢こそまこと"という乱歩の有名なフレーズがあるが、悪夢が現実になる系は厭度が高い。『怪談六道』次なる地獄を楽しみに待ちます。

  • せきぐちひろみ さん

    まあまあ気色悪い話が多くて面白かったです。 犬目耳郎とか、最高です。

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