基本情報
内容詳細
みなさんは、小林一茶を知っていますか?江戸時代の後期に、江戸と信濃国(現在の長野県)で活やくした、俳句の名人です。ありふれた生活や、故郷を思う気持ちをまっすぐ豊かに俳句で表現し、その作品数は生がいで2万句以上ともいわれます。小林一茶のすごいところは、自分の考えや思いを率直に、ごくふつうの言葉で俳句によんだところ。ユーモアもあってわかりやすい作風から、今なお多くの人に親しまれています。故郷を思い、家族を思いながら、読んだ人の心に残る俳句を作り続けた一茶。その簡単な伝記と、代表的な名句をしょうかいします。この1冊で、きみも小林一茶がわかる!
目次 : つゆの玉に光あり、俳句あり/ 一茶の俳句で季節を味わう/ 小林一茶ってどんな人?/ 故郷をはなれて ほう公先で俳句に親しむ/ 故郷をはなれて ひとり立ちを目指しての旅/ 故郷をはなれて 父の看病をしながら/ 故郷をはなれて 江戸へもどって感じるこどく/ 故郷をはなれて じゅうじつした俳人生活/ 故郷にもどって 強い決意で故郷へ/ 故郷にもどって 新たな暮らしへの希望/ 故郷にもどって 暮らしの中の自然/ 故郷にもどって 幸せも悲しみも俳句の中に/ 一茶らしさいっぱいの句1 雪の俳句/ 一茶らしさいっぱいの句2 故郷への思い/ 一茶らしさいっぱいの句3 ゆかいなオノマトペ/ 一茶らしさいっぱいの句4 俳句の中に自分をよみこむ/ 一茶らしさいっぱいの句5 ひねったユーモアと皮肉
【著者紹介】
藤田真一 : 1949年、京都府生まれ。関西大学名誉教授。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。専門は日本近世文学(俳諧)。京都ゆかりの蕪村への関心をきっかけに、芭蕉や一茶などへも関心を広げ、地域と俳句、絵と俳句の関係などについても研究。松尾芭蕉が書いた挿絵入り『野ざらし紀行図巻』の検証にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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