隠された証言 日航123便墜落事故

藤田日出男著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784104620012
ISBN 10 : 4104620017
フォーマット
出版社
発行年月
1970年01月
日本
追加情報
:
20cm,259p

内容詳細

国土交通省の官僚が、「焼却処分」寸前のファイルを密かにすりかえて保存していた。事故調査委員会が「あり得ない」報告書を作っていたことが白日のもとに。内部告発が明らかにする隠蔽の構図。

【著者紹介】
藤田日出男著 : 1934年、京城(現・韓国ソウル)生まれ。45年帰国。56年3月、大阪府立大学農学部獣医学科卒業。58年、運輸省航空大学校卒業。同年、日本航空に入社、パイロットとしてコンベア880、ダグラスDC‐8、ボーイング747などに乗務。94年、同社を定年退社。航空安全活動歴は長く、66年「航空安全推進連絡会議」設立に参加。87年、英国クランフィールド工科大学で航空事故調査の基礎を学ぶ。現在、「日本乗員組合連絡会議」事故対策委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とろこ さん

    事実が書かれていない事故報告書など、なんの意味があるのだろう。生存者の証言やボイスレコーダーの記録などを、論理的・科学的に分析するのではなく、予め結論ありきで、その筋書きによって事故原因を決めつける。これでは、多くの人々が不信感を抱くのも無理はない。救助が大幅に遅れたのは何故か。垂直尾翼に原因があると言いながら、それを引き上げないのは何故なのか。520人もの人々の犠牲を、政府や日航は無にし続けるのだろうか。本当の原因を突き止め、真摯に反省しない限り、改善はなく、また、同じような事故が起きるだろう。

  • 文那 さん

    日航123便墜落事故のことが気になり読んでみた。当時は生まれていなかったので、本や母から聞いた情報しかわからないが、事故機のボーイング社の747が不具合を抱えててそれが原因なのか、圧力隔壁はそう簡単に壊れるものではないと思っていたし、生存者の急減圧の証言で違うのではないかと思ってきた。事故調査委員会が日本航空に事実を言わないのもおかしいし、事実が消されたとすれば亡くなった方遺族に対しても、これからの安全運航にも何も役立たないのが悔しいと思う。また、米軍横田基地に降りることは既に不可能だったのか。気になる。

  • らぢゅん さん

    この本の説が一番ありそうかな。 元日航パイロットで事故調査担当だった著者が内部告発者の資料を基に事故調査委員会の報告書にある隔壁破壊による急減圧が無いことをひたすら主張し、真の原因を少しだけ推測した書籍。 著者はフラッター説を推察しており、そうだとするとボーイングが747全体の欠陥が明らかになる訳で、ミサイル説よりはありそうな話。ただ、その後同様な事故はなさそうなので、コッソリ改修してたのかな、SR機のみの問題なのかなとか新たな疑問もないわけではない。 願わくは再調査を実施を。

  • 夢の中のイーグルチャンス! さん

    実は事故当日菅平にいましたが、南の方角からドーン、どどーんと振動音が聞こえ空が赤く染まっていたのを目撃しました。その為、日航機事故について、文献があると読んでいました。墜落の発見に至るまでの話では、横山秀夫の「クライマーズハイ」や、山崎豊子の「沈まぬ太陽」ではご遺族との対話など。しかし、これだけの事故を起こして事故原因がきちんと究明できていないとは・・・。私も圧力隔壁が破壊説を信じていましたが、この本を読んで原因は違った事が分り、また事故調のいい加減さも目の当たりにするとやるせない気持ちになります。

  • Takeshi Kubo さん

    当時の運輸省職員による内部告発をもとに、事故調が報告書で取り上げなかった事実を明らかにしています。内部資料によれば、事故発生直後、事故現場の位置を早い時点でつかんでいたはずの自衛隊の妙な動きや事故現場を見ていない時点で、事故原因を提示したボーイング社の社員を含む米国の調査団等、未だに事故を巡る謎が存在しているようです。また、旧運輸省が情報公開法の施行を前に、事故関連のものを含む多くの資料を破棄してしまったことも、更に報告書の結論に対する疑念を深めることになっているのでしょう。

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藤田日出男著

1934(昭和9)年生れ。’56年3月大阪府立大学農学部獣医学科卒業。’58年、運輸省航空大学校卒業。同年、日本航空入社。パイロットとして、コンベア880、ダグラスDC‐8などに乗務。’94(平成6)年、同社を退社。航空安全活動歴は長く、’66年、「航空安全推進連絡会議」設立に参加。’87年、英国ク

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