わかって下さい

藤田宜永

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784104117079
ISBN 10 : 4104117072
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
追加情報
:
256p;20

内容詳細

恋は、遠い日の花火なんかじゃない、今そこにあるもの。恋は、若者たちの特権なんかじゃない、熱い思いのストックなら、たんと持っている。恋の熾火にふと気づいて、掻き廻したくなるとき。たまさか出会った相手に、自分の過去を重ねてみるとき。直木賞作家の年季が物を言う短編集。

【著者紹介】
藤田宜永 : 1950年、福井生れ。早稲田大学中退。エール・フランス勤務ののち帰国し、『野望のラビリンス』で作家デビュー。1995年『鋼鉄の騎士』で日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞特別賞を、1999年『求愛』で島清恋愛文学賞を、2001年『愛の領分』で直木賞を、そして2017年『大雪物語』で吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    タイトル作を含む短編6話。タイトル作は因幡晃の歌を思い出す。そしてあの頃の事を・・いやいや、これは危ないあぶない(汗)中高年の恋ー中高年のと理を入れなきゃならないのがなんともだが・・どれもちょっと危ういのやら、ギリギリセーフやら、妻にばれていたのやら・・重めながらも楽しめたが、心なしかお腹いっぱい胸焼けがするのは何故だ?私も立派な中高年なのだなぁ。いや、妻なのだ。女なのだ!

  • starbro さん

    藤田宜永は、奥様、共々新作中心に読んでいる作家です。本作は、シニア・ノスタルジー恋愛小説短編集でした。どの作品も味わいがありますが、オススメは表題作の「わかって下さい」&義父娘愛が切ない「白いシャクナゲ」です。

  • じいじ さん

    『大雪物語』そして本作と、最近の藤田作品は、暖かみが増して、カドが取れた文章で、円熟味を感じます。本短篇集の主人公は、第二の人生を目指す初老の男たちと、彼らに絡む女たちを描いた物語。六編それぞれのシチュエーションに変化があるので厭きさせません。表題作は、謎を残して消えた女と再会。女は思いもよらなく全盲だった。胸がじんとする感動作で好いです。全編を通して、男の本音をうまく掬い上げて描かれています。

  • キムチ さん

    個人的には奥様よりこの方の作品が好み・・になった。私はお二方と共に同じ時間を過ごしてきただけに社会世相とバックグラウンドがドッキング。いい意味で文学というより読み物的作品だった。帯の紹介にあるように「直木賞の年季が物を言う」短編集。筆者にかかれば65歳を越えた男性は全て「生きてきた時間を体現するような・・」素敵なシルバーかと誤認しちゃいそう。無論、女性も男性好みのちまちまとした顔のつくり・・なんてうまい表現で・・あらって思っちゃう。読後、悪い気はしない夢想空間の一コマというような感覚。人生は色々。

  • ムーミン さん

    「わかってください」が一番惹かれました。

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人物・団体紹介

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藤田宜永

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、

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