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ISBN 10 : 4787719351
Content Description
奈良盆地中央に位置する弥生時代の大環濠集落、唐古・鍵ムラは列島の西と東を結び、七〇〇年間繁栄をつづけた。幾重もの環濠に囲まれたこの大集落によってクニへの道が築かれ、纒向遺跡へ、伝説の王宮の地へとつながってゆく。ヤマト王権が誕生する礎となった遺跡を解説する。
目次 : 第1章 弥生研究の基礎をつくった遺跡(はじまりは「鍵の遺跡」/ 証明された弥生時代の農耕/ 遺跡保存へ向けて)/ 第2章 明らかになる大規模弥生集落(唐古・鍵遺跡の建物構成/ 中枢部はどこか/ 多重環境と井戸/ 分村と墓)/ 第3章 拠点集落の生産力(土器・土製品の生産と交流/ 木器・木製品の生産/ 石器・石製品の生産/ 布・編み物製品の生産/ 青銅製品の生産)/ 第4章 唐古・鍵ムラの精神生活(描かれた弥生神話/ 清水風ムラは、唐古・鍵ムラの祭場か/ 記号土器/ 魔除けにされたイノシシの下顎骨/ 道教と禹餘粮)/ 第5章 唐古・鍵ムラの終焉とその後(ムラ環境の変化/ 唐古・鍵遺跡から纒向遺跡へ/ 王権誕生の地)
【著者紹介】
藤田三郎 : 1957年、奈良県生まれ。同志社大学大学院文学研究科修士課程修了。奈良県田原本町教育委員会文化財保存課長を経て、現在、田原本町埋蔵文化財センター長(田原本町教育委員会事務局文化財保存課主幹)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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