藤原道長「御堂関白記」 中 全現代語訳 講談社学術文庫

藤原道長

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062919487
ISBN 10 : 4062919486
フォーマット
出版社
発行年月
2009年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,435p

商品説明

一条朝から三条朝へ 天皇崩御、女成子立后など現代語で読む宮廷世界

藤原道長の『御堂関白記』は自筆本が現存する世界最古の日記である。一条朝から三条朝へと移る中、娘彰子に続いて成子も中宮となり、更に増大する宮廷での権勢。本巻では寛弘6(1009)年以降、彰子の親王出産、天皇崩御などの出来事から長和2年までの様々な朝儀・公事、神事・仏事や饗宴の様子が詳細に綴られる。現代語で読む宮廷政治の世界。

一条院、崩御
巳剋に、一条院は崩じなされた。私は、伺候していた人々に、席を立つことを命じた。伺候すべき人々を定めて、お側に侍らせた。「一条院のお側に伺候したいと思います」と申した者が多かったのではあるが、朝廷の行事が有る。そこで伺候させなかったのである。――<本書寛弘八年六月二十二日条より>

【目次】
寛弘6年(1009)
寛弘7年(1010)
寛弘8年(1011)
長和元年(1012)
長和2年(1013)

内容詳細

藤原道長の『御堂関白記』は自筆本が現存する世界最古の日記である。一条朝から三条朝へと移る中、娘彰子に続いて妍子も中宮となり、更に増大する宮廷での権勢。本巻では寛弘六(一〇〇九)年以降、彰子の親王出産、天皇崩御などの出来事から長和二年までの様々な朝儀・公事、神事・仏事や饗宴の様子が詳細に綴られる。現代語で読む宮廷政治の世界。

目次 : 寛弘六年(一〇〇九)/ 寛弘七年(一〇一〇)/ 寛弘八年(一〇一一)/ 長和元年(一〇一二)/ 長和二年(一〇一三)

【著者紹介】
倉本一宏 : 1958年、三重県津市生まれ。東京大学文学部国史学専修課程卒業。東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。博士(文学、東京大学)。関東学院大学助教授、駒沢女子大学教授を経て、国際日本文化研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    彼の読書は、1009年11月26日に見える。「読書は、東宮学士菅原宣義であった。『後漢書』章帝紀を読んだ。夕の読書は広業であった」(49頁)。12月2日まで読書したようだ。本サイトも1000年後にはこんなふうに3000年ぐらいには回顧されているのかな? (苦笑)1010年8月3日、この日まで何日か風病(頭痛、四肢疼痛、発音障害等406頁)を罹患したが、この日はまあまあの病状だと(93頁)。他の病気として、同年11月3日、咳病(109頁 気管支系の病気387頁)。他にも歯が痛いだの、今日では問題ないことも。

  • 樒 さん

    ある日は「天が晴れた」の一文だけ。ある日は絵解きの如き長文。これも日記故の面白みです。関白様も人の子だった(笑) 時節柄、夏休みの絵日記を思い出しました。現代語が簡潔で良いのでしょう。2巻目も飽きず読み易かったです。勿論、古典を読むに必要な基本用語(調度装束や儀式の名称等)はないとイメージ出来難いと思いますが、逆にそれさえあれば、かなり情景が浮かびます。そういった基礎知識に関しては易しくライトな本(あさきゆめみし等の周辺本とか)が多くありますので、それでヴィジュアル的に補ってしまうと結構楽に読めるかもです

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