天才の栄光と挫折 数学者列伝 新潮選書

藤原正彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106035111
ISBN 10 : 4106035111
フォーマット
出版社
発行年月
2002年05月
日本
追加情報
:
20cm,253p

内容詳細

ニュートン、ガロワ、チューリング、ワイルズ…。天才という呼称をほしいままにした9人の数学者。きらびやかな衣の下に隠されたその生身の人間像を、同業ならではの深い理解で綴った錚々たる列伝。

【著者紹介】
藤原正彦 : 1943年、旧満州新京生れ。数学者、エッセイスト。現お茶の水女子大学理学部教授。米コロラド大学、英ケンブリッジ大学で教鞭をとった経験を綴った『若き数学者のアメリカ』(日本エッセイスト・クラブ賞)などの著書がある。数学者の論理的視点と日本文化を深く愛する情緒的観点による、独自の発言や作品で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 香菜子(かなこ・Kanako) さん

    天才の栄光と挫折―数学者列伝。藤原正彦先生の著書。天才であっても劣等感を感じて挫折して苦悩することがある。だからこそ天才と呼ばれて評価されるのかも。自意識過剰で自信過剰で井の中の蛙大海を知らずでは努力を怠ってしまうから、それでは天才であり続けるのは難しいのかな。

  • たー さん

    紹介されてる数学者たちの人生自体も当然興味深いですが、ヨーロッパではゆかりの地の多くが原型を留めて残っている所が素晴らしいなぁと思いました。

  • 小町 さん

    私の愛読書の一つ。そう言えば関孝和のことが書かれてあったと思い出し再読。この作品の何がいいって、挫折していく天才数学者を8人も紹介し、最後にワイルズでハッピーエンドに終らす構成にもあると思うのだけど、今回読み直して結構作為的?と思いました。関の章に限りますが、主君家宣が綱吉の養子に入ったのは、次期将軍争いに勝ったってことなはず。お家断絶も死後だし。言うほど悲観的じゃないのでは。この本の良さは変わらないものの『天地明察』『大奥』『フェルマーの最終定理』読んだ後だと違った見方もできる。それもまた読書の楽しみ。

  • さち♪ さん

    誰にも解けない問題を解いて賞賛を手にする。そんな天才にあこがれるときもありますが、天才であることと幸福であることはイコールではないのだ、ということに改めて気が付かされます。たまたまですが、今「天地明察」を読んでいるので関孝和のテーマが特に面白かったです。「天地明察」の主人公である渋川春海の描き方がまったく違うのです。

  • powder snow さん

    数学界に大きな功績のあった人物の中でも、特に劇的な一生を送った天才数学者たちを描くことで、忘れてはならない偉人たちを世に知らしめ、敬意を表しているように思う。新たな発見や独創的な予想のできる貴重な人物が、研究でさえ気力体力とも消耗するのに世界情勢や国の体制などに翻弄され苦悩し、失意のうちに死にゆく姿には胸が痛くなった。不思議と天才数学者には幾つかの共通点がある。著者が各人ゆかりの地を巡り、彼らの気持ちを推測する言葉からは哀愁が感じられ、私も彼らの人生に思いを馳せ、一緒に旅をしているような気持ちになった。

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藤原正彦

お茶の水女子大学名誉教授。1943年旧満州新京生まれ。新田次郎・藤原てい夫妻(共に作家)の次男。東京大学理学部数学科卒業、同大学院修士課程修了、理学博士(東京大学)。コロラド大学助教授、お茶の水女子大学理学部教授を歴任。78年『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞、2009年「名著講義

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