戦争と科学者 世界史を変えた25人の発明と生涯

藤原多伽夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784562048489
ISBN 10 : 4562048484
フォーマット
出版社
発行年月
2012年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
429p 19cm(B6)

内容詳細

古代から現代まで、25の軍事テクノロジーを取り上げ、発明者たちの人物像と開発の経緯をくわしく解説する。科学者の性格や価値観、晩年の姿にまで踏み込みながら、新たな兵器が戦争のあり方を変え、ひいては世界史の流れをも動かしていく様が臨場感たっぷりに描き出される。

目次 : 天与の武器―カリニコスの液火/ カタパルト、かぎ爪、殺人光線―アルキメデスの奇妙な兵器/ 最初の生物兵器―ハンニバルのヘビの壷/ 「飛んで踊る」粉末―天も振るわせる魏伯陽の爆弾/ 神が忌み嫌う武器―諸葛亮が考案した新型の連射式クロスボウ/ ルネサンスの素人発明家―レオナルド・ダ・ヴィンチの機関銃/ 一斉射撃の威力―マラン・ル・ブルジョワのフリントロック式銃/ 天才の成し遂げた成果―デヴィッド・ブッシュネルの潜水艇/ 不道徳きわまりない行為―ウィリアム・コングリーヴのロケット/ 安全で栄養のある保存食―ニコラ・アペールの瓶詰め〔ほか〕

【著者紹介】
トマス・J.クローウェル : 1956年生まれ。アメリカの歴史家、ジャーナリスト。コネティカット州ベセル在住

藤原多伽夫訳 : 1971年、三重県生まれ。静岡大学理学部卒業。翻訳家。自然科学、動物、環境、考古学など幅広い分野の翻訳と編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 更紗蝦 さん

    戦争に関わる技術と、その技術を考案した科学者の人生にスポットを当てた本です。防弾繊維のように兵士の命を守る技術や、瓶詰や缶詰のように兵士の健康を維持する技術も含まれているので、「人殺し」や「破壊」を目的とした技術以外も扱っています。生物兵器の項目では、七三一部隊の石井四郎が大きく取り上げられています。

  • スターライト さん

    科学の進歩は人を幸福にするとは限らない。善意で出発してもそうだし、悪意ならなおさらだ。本書は戦争で使われた技術を、その発明者とその人の生涯、社会背景を浮き彫りにすることで戦争と科学の関係を明らかにしている。ビザンツ帝国の時代から20世紀の防弾チョッキまで、25の発明物語は人のあくなき好奇心と闘争心がブレンドされたエピソードの集まりだ。その兵器の威力に満足する者もいれば、心ならずも多くの人命を奪うことになって悲しんだ者もおり、一つの発明には様々なドラマがあることを知った。

  • カスミソウ さん

    学校の課題でエッセイ書くために読んだ。特に石井四郎の話が私的には印象に残った。

  • コリエル さん

    戦争にまつわる発明品と、それに関係した科学者ないしは武人、民間人を紹介した本。出典のはっきりしないエピソードもあるが、それでも人類の歴史と共にあった兵器や道具たちとそれを作った人々の思いと生涯を知ることができて興味深かった。非人道的兵器を開発したと非難された科学者が、非人道的というならば戦争自体がそうなのであって、兵器の残酷さの程度問題ではないという反論をしているのが印象に残った。心に止めるべき言葉ではないだろうか。

  • sasha さん

    両刃の剣だよな。宇宙へ行くロケットだって、武器開発の延長だし、生物化学兵器だって医学の延長。科学の発展は戦争の在り様を変化させた。そもそもノーベル賞だって、ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルが「死の商人」としてだけ記憶に留められるのを嫌がって作ったものだしな。

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