数珠丸恒次 御刀番 左京之介 3 光文社時代小説文庫

藤井邦夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334772338
ISBN 10 : 4334772331
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
追加情報
:
310p;16

内容詳細

水戸徳川家にあった伝説の名刀「数珠丸恒次」が屋敷から盗まれた。御三家のひとつ、水戸徳川家はその事実に大揺れとなる。「数珠丸恒次」の目利きをさせられていた汐崎藩御刀番の左京之介は、その行方と背後に蠢く闇を探り始める。その先に浮かんできたのは京之介自身も驚く衝撃の「陰謀」だった。「天下五剣」を巡る迫力の争奪戦。ますます好調のシリーズ第三弾。

【著者紹介】
藤井邦夫 : 1946年北海道生まれ。テレビドラマの脚本家、監督として活躍後、時代小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    『天下五剣』良い響きだなぁ。しかし、この数珠丸恒次が国宝では無く重要文化財なのは何故なのだろ?まあ、それは置いといて・・シリーズ三弾。恨みとは恐ろしいものなり。主義主張が違っても簡単に手を結ぶのは古今東西、今なお脈々と続くものか。ましてや忍びの騙しあいとなると、もう、ややこしいのを超え多少くどい。味方の者も囮にして生き残る忍びに掟や厳しさは感じられても共感は出来ない。蛍が生き残る途より恨みを選んだ事が哀しい。前藩主も然り。藩の為に粛清しなければならない京之介はブレず、霞左文字は今回も閃くのだった。

  • とし さん

    御刀番 左 京之介「数珠丸恒次」3巻。藤井作品どの作品も読みやすく面白いのですが、このシリーズ常に汐崎藩と名刀が関わるからかスッキリしないな〜、忍びが二組も絡んで更に複雑感ありでしたが「天下五剣」を含め名刀が出てくるのは良いですね。

  • ぶんぶん さん

    【図書館】2巻が貸し出し中で3巻を先に読む。 宗憲が毒を盛られ千代丸が後を継いでいた、後追いで読むしかない(笑) さて、本編だが、「数珠丸恒次」という名刀が水戸家から盗まれる、この「数珠丸恒次」謂れのある刀だったから大変。 相変わらずの場面展開、カットカットの連続だが妙にリズムを感じる。 映像表現の人かなあと思う。 蛍の死が哀れ。 もう少しストーリー展開があると判りやすいと思います。

  • 真理そら さん

    うーん、蛍ちゃんはいいキャラだったのに…。このシリーズは刀剣についてとても勉強になる(それがどんなところで役に立つのか知らないけど)が、一番魅力的に描かれてるのは霞左文字だね、時々京之介が霞左文字の付属品のように思えたりもする。それにしても、それでなくても存在理由が希薄になっている忍びたちは仲間をこんなに惜しげもなく見捨てていては人材が枯渇してしまうんじゃなかろうか、とシンパイになってくる。ところで、なぜ水戸は騙りまがいの手法まで使って数珠丸恒次を手に入れたかったのだろう。

  • ううち さん

    第3弾。水戸藩から盗まれた『数珠丸恒次』という名刀の行方を探るのですが、 京之介さまは今回もお強い。 蛍が選んだ道が悔しいけれど、楓みたいなくノ一の方が珍しいのかな。 読みやすくはないので続きを読むか悩むところだけど、汐崎藩のこれからも気になっている。

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人物・団体紹介

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藤井邦夫

1946年北海道生まれ。刑事ドラマ、時代劇の脚本家や監督として活躍した後、2002年時代小説家としてデビュー。以降数々のシリーズを手がけ、一躍人気作家となる。2019年「新・秋山久蔵御用控」「新・知らぬが半兵衛手控帖」シリーズで第八回日本歴史時代作家協会賞を受賞。2025年10月逝去(本データはこの

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