完璧な俺の青春ラブコメ 1 ぼっち少女の救い方 富士見ファンタジア文庫

藍藤唯

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040748849
ISBN 10 : 4040748840
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
kodamazon ,  
追加情報
:
296p;15

内容詳細

『少女漫画から出てきたイケメン』『何をやらせても出来る男』勉強・運動共にトップであり、全校生徒憧れのカリスマ的存在―そんな完璧な評価を維持する為、日々隠れて努力する高校生・五代涼真。クラスメイトと良好な関係を築きながら、“完璧”である為に他人に深く干渉せずグループにも所属しない彼はしかし、とある理由から困っている人間を無視できない性格だった。そんな涼真はある日、真面目過ぎた為にぼっちになったクラスメイト・木下みなみの本音を耳にする。ポリシーを曲げてみなみを助けようとする涼真が、この青春で得るものとは―“強い”主人公が送る、新たなハイスペック青春ラブコメ!

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    勉強・運動共にトップで完璧な評価を維持するため、日々努力する高校生・五代涼真。彼が真面目過ぎてぼっちになったクラスメイト木下みなみの本音を耳にする青春小説。クラスメイトと良好な関係を築きながら、他人に深く干渉せずグループにも所属しなかった涼真。不器用で周囲から浮いているみなみを放っておけない彼が、フォローすることで少しずつ変わってゆくクラスの雰囲気やみなみ自身、涼真もまた不器用でも真っ直ぐなみなみに感化されてゆくもどかしい二人の関係に、ライバルとしてみなみと張り合う亜衣梨の存在がいい感じに効いていました。

  • まっさん さん

    ★★★★ 作者の前作が好きで購入を決めた作品。バリバリのファンタジー系統から定番の学園ラブコメ物へのジャンル変更という事で少し残念に思う気持ちもありましたが、今作に関してはそんな気持ちが問題にならないくらい良かったですね。 物語はとある事情から何事においても完璧を目指す少年・涼真が、真面目すぎる堅物風紀委員・みなみの学園生活をプロデュースするというものでした。ただ、この手の完璧超人が日陰者を人気者にプロデュースする作品の中ではそこまでプロデュース感は少なく、みなみの変遷に関しても割とあっさり目というか→

  • オセロ さん

    努力の積み重ねで周りから完璧と呼ばれるようになった五代涼真。中立の立場を保とうとするも、父親譲りの性格で困った人を放って置けない性格から困っている人を放っておけず、真面目過ぎて孤立した木下みなみに涼真が手を差し伸べて始まる学園ラブコメ。 持つ有名インスタグラマーの如月亜衣梨や悪友の雑賀尚道との絡みを描きつつ、みなみの問題を独自の切り口で解決する様子は爽快感がありました。そんな完璧に見えるようである悩みを抱える涼真の心を開いたみなみと、昔馴染みの亜衣梨と涼真との恋の行方がどうなるのか、続きが楽しみです。

  • わたー さん

    ★★★★★面白かった。完璧であることを自らに課し、努力を欠かさない主人公の五代涼真が、真面目さ故にクラスで孤立している木下みなみが抱える悩みを解決しようとする青春ラブコメ。読んでいて温かな気持ちにさせてくれる作品だった。ひとりぼっちの少女に寄り添って、彼女の魅力を引き出していって、友人と呼べる間柄となりそうな人たちの輪へそっと背を押す。そんなん、彼女じゃなくても惚れてまうやろ。木下ちゃんの方も、彼への想いを募らせていって、とあるきっかけでその恋心を自覚してからがさいっこうに可愛かった。

  • rotti619 さん

    文武両道、完璧な人物と称されるのが、ヒロインではなく主人公の方という、珍しい設定。そんな五代涼真がクラスで孤立している生真面目で自己肯定の低い木下みなみを救うというお話。涼真が完璧といっても、日々の努力で培った能力なので嫌味なく描かれている。ただ、悪気はないとはいえ1つ致命的な弱点があり、かつて救った如月亜依梨との今の関係が物事の難しさを物語っている。みなみが涼真を想い前向きに進めば進むほど、距離が離れていくジレンマがよく描かれていた。亜依梨の方も興味をそそられるバックボーンを持っているので、次巻に期待。

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人物・団体紹介

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藍藤唯

2014年デビュー。『たとえば俺が、チャンピオンから王女のヒモにジョブチェンジしたとして。』をファンタジア文庫から書籍化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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