基本情報
内容詳細
志賀直哉、藤枝静男、安岡章太郎を貫く「私小説」の系譜―。だが、著者はここで日本文学の一分野を改めて顕揚したり、再定義を下したりはしない。本書は、我々が無意識・無前提に受け入れている「読みの不自由さ」から離れ、ひたすら、いま、ここにある言葉を読むこと、「作品」の表層にある言葉の群との戯れを通じ、一瞬ごとの現在を生きようとする試みなのである。「読むこと」の深みと凄味を示す、文芸批評の名著。
目次 : 廃棄される偶数―志賀直哉『暗夜行路』を読む(構造=主題=系列/ 偶数性の圏域/ 双極的世界と反復)/ 藤枝静男論―分岐と彷徨(大地隆起、そして陥没/ 恥辱と嫌悪、そしてその平坦な舞台装置/ 家系、妻、そして芸術/ 分岐するものたち/ 奪われる言葉たち)/ 安岡章太郎論―風景と変容(回避と遭遇の背理/ 中間層の彷徨者たち/ 作品=作家=文学/ 『流離譚』を読む)
【著者紹介】
蓮實重彦 : 1936・4・29〜。フランス文学者、映画批評家。東京都生まれ。東京大学仏文学科卒業。パリ大学にて博士号取得。東京大学教授を経て、東京大学第26代総長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ユーザーレビュー
投稿日:2021/07/02 (金)
読書メーターレビュー
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佐島楓 さん
読了日:2017/05/03
しゅん さん
読了日:2022/09/17
Z さん
読了日:2017/07/23
Z さん
読了日:2017/01/30
まふ さん
読了日:2020/08/19
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人物・団体紹介
蓮實重彦
1936年東京都生まれ。フランス文学者、映画批評家、文芸批評家、小説家。東京大学文学部仏文学科卒業。65年パリ大学にて博士号を取得。東京大学教授を経て、同大学第26代総長。78年に『反=日本語論』で読売文学賞、89年に『凡庸な芸術家の肖像―マクシム・デュ・カン論』で芸術選奨文部大臣賞、2016年に『
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