影ぞ恋しき 下 文春文庫

葉室麟

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167916725
ISBN 10 : 416791672X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年04月
日本
追加情報
:
341p;16

内容詳細

香也の婚約者となった清四郎は、吉良の仇を討つべく江戸に向かうが、将軍綱吉・柳沢吉保と次期将軍家宣との権力闘争に巻き込まれてしまう。清四郎の危機を救うため、蔵人も江戸に向かう。夫婦、親子、友との清冽な絆を描いた葉室麟最後の長編小説にして、蔵人と咲弥夫婦の三部作が十年の歳月をかけ遂に完結。

【著者紹介】
葉室麟 : 1951年北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞を受賞し作家デビュー。2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞を受賞。2017年12月23日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 優希 さん

    江戸の権力闘争に巻き込まれる清四郎。蔵人も江戸に危機を救うために向かうのを見ると、清四郎のことを認めているのだなと思います。夫婦、親子、友の絆が美しい。これが最後の長編だと思うと感慨深いです。

  • うさこ@タッタカタ さん

    よかった。このおわり方で 九州へ逃れる時女に変装すれば良いとやいのやいの言われて、その後姿を消した清四郎。そんなに嫌だった?みたいな受け取り方一瞬してしまった。な、わけない。

  • G❗️襄 さん

    涙無しに本を閉じられない。感動に涙、今は亡き葉室氏に涙、そして巡り会えた喜びに涙、三重涙に胸が締めつけられる。姿は歴史時代小説、その実、究極の人間愛。武士道を飛び越え、人の道へ昇華させ、夫は、妻は、人は、かくありなん。今の世と近世を対峙させ、私達への問い掛けの矢が撃ち込まれる。葉室麟の真の愛が精緻にして骨太に、死の淵を彷徨いながらも魂心の言葉で囁やかれていた。正に命懸けの遺作となった。もうこの先新たな作品は無い。雨宮蔵人三部作に葉室麟の影を偲ぶしかない。〈 高砂や相生の松老いて未だ 影ぞ恋しき影を並べん〉

  • ginkan2 さん

    生活環境が変わり、一月は一冊も読みきれませんでした。久しぶりの読了、投稿です。 このシリーズも完だと思うと淋しい。 第一巻では切なくもありましたが、こうまで崇高な景色になるとは。 千代と藤左衛門もなんか良い。

  • katsu さん

    三部作の最後を飾るに相応しい良作。最後だから蔵人が死んでしまうのではないかと心配しながら読んだが何とも素晴らしい結末。「わが夫、雨宮蔵人の命はさほどに安うはございませぬ」に痺れた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

葉室麟

1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品