アイヌと神々の謡 カムイユカラと子守歌 ヤマケイ文庫

萱野茂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784635048903
ISBN 10 : 463504890X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
萱野茂 ,  
追加情報
:
485p;15

内容詳細

「カッコウ鳥とポンオキクルミ」「ホタルの婿選び」「ムジナとクマ」「大空に描いたコタン」「怪鳥フリと白ギツネ」「マムシが人助け」「火の女神と水の女神のけんか」―。著者が祖母や村のフチから聞き集めた13のカムイユカラと子守歌を、日本語訳とアイヌ語を併記して紹介。不思議な物語は、歌うようなアイヌ語と照らし合わせて読むとより味わい深い。文庫化にあたり「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修を務める中川裕氏による寄稿を収録。

目次 : アイヌに謡い継がれてきた楽しい物語/ アイヌと神々の世界/ カムイユカラ(カッコウ鳥とポンオキクルミ/ ホタルの婿選び/ ムジナとクマ/ わたしの夫は/ 大空に描いたコタン/ カケスとカラス/ 怪鳥フリと白ギツネ/ マムシが人助け/ エゾマツの上の怪鳥/ 火の女神と水の女神のけんか)/ メノコユカラ・子守歌(許嫁のちんちんが/ ポンヤウンペへの子守歌/ 子どもと家出)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 月音 さん

    アイヌは人間以外の万物にも魂があると考え、カムイ(神)と呼んだ。カムイを語り手とする物語をカムイユカㇻといい、節をつけて語るので神謡と訳す。本書は日本語訳、アイヌ語原話を併記。歌うような語りに一言ごとにサケへという繰り返し言葉が入り、ネット動画を視聴してみると、拍子をとりやすく耳に心地いい。また、散文説話では必ず最初に主人公の語り手が自己紹介するが、神謡の語り手は物語の最後に自分が何者かを明かす。聞き手は謡の間、主人公は何のカムイか想像する楽しみがあり、これは口承の利点を生かした構成だ。⇒続

  • 紫陽花 さん

    アイヌの神謡集。原文が左に載っているのでどんな雰囲気かがわかりやすい。サケヘという、句と句の間に詠まれるものが印象的だった。動物の神がたくさんでてくるなぁと思う。(鳥が多いような…)

  • みゃお さん

    謡と子守歌もみてみたいなぁ。と思ってたら出版されてた。 内容は語り口と 大差はないかもしれないけれど、謡ごとの合いの手が面白い。 実際の謡も聴いてみたい。

  • Rolf(ロルフ) さん

    大学図書館にて借りた本

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