ヴィルヘルム・ハマスホイ 静寂の詩人 ToBi selection

萬屋健司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784808711474
ISBN 10 : 4808711478
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
144p;26

内容詳細

近年欧米や日本で回顧展が開かれ再評価の気運が高まるデンマークの画家・ハマスホイ。静謐な、詩情溢れる画風が印象的な孤高の芸術世界を、二十年来の研究者が紹介する、日本初の本格的画集。

【目次】
概説「灰色と白のパレット」
1章 1885-1891 灰色の革命
2章 1891-1898 模索と展開
3章 1898-1908
1風景、建築、人物
2ストランゲーゼ30番地
4章 1980-1916 静寂の詩人


《著者》
萬屋健司(ヨロズヤケンジ)
大阪外国語大学デンマーク語専攻卒業、大阪大学大学院修士課程修了(西洋美術史)、2011年同大学院博士課程単位取得退学。現在、山口県立美術館学芸員。専門は北欧近代美術史。デンマークの美術およびデザインに関する論考、翻訳のほか、「ハマスホイとデンマーク絵画」(20年)を企画担当、ほかに「生誕100年 香月泰男−追憶のシベリア−」(11年)、「生誕100年 松田正平展 悠久の周防灘」(13年)など、山口県にゆかりの洋画家の展覧会を企画。

【著者紹介】
萬屋健司 : 1979年、長崎県生まれ。旧大阪外国語大学卒業、大阪大学大学院博士前期課程(西洋美術史)修了、同大学院博士後期課程単位取得退学。2004‐05年、2006‐08年、コペンハーゲン大学、同大学院に留学。2009年より山口県立美術館勤務。専門領域はデンマークを中心とする19世紀北欧美術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • アキ さん

    東京都美術館の展覧会は行けなかったので、本年1月に出版された画集で鑑賞した。お気に入りの本、新潮クレスト・ブック『サラの鍵』の表紙に使われた絵「室内ー開いた扉、ストランゲーゼ30番地」1905年で元々馴染みはあったが、暗い室内と扉や部屋の線、後ろ向きの女性が佇む姿が特徴的な作家。デビュー作「若い女の肖像、画家の妹アナ・ハマスホイ」1885年は、長らく自宅に飾らせていた。静かで穏やかな光が差し込む室内は、ある種の懐かしさを呼び起こすよう。1916年コペンハーゲンで死去。女性の後ろ姿は全て妻のイーダであった。

  • けんとまん1007 さん

    静寂の詩人という副題。まさしく、静寂を感じさせる絵であり、それでいて語りかけてくるものがある。それは、雄弁おいう表現にはならないが、いつまでも余韻の残るような語りかけのように思う。静寂な室内の様子ではあるが、それでいて、ずっと見続けてしまうものがある。また、描かれている人の表情や、後ろ姿からも、丁寧に生きている姿を感じ取れる。

  • ちえ さん

    「静寂の詩人」という副題が正にそのもの、どの絵にもとても引き込まれた。こんな絵が1枚身近にあったらなぁ…ずっと眺めていたくなる…。引用されている画家や家族の言葉も心に響く。室内画と共に古い建物を描いた絵や風景画も美しい。どの絵にも穏やかな静けさが満ちている。読友さん繋がりで、クレストブックスの「サラの鍵」の表紙がハマスホイの絵だと気が付いたのだが、調べるとウイリアム・トレヴァ―コレクションの表紙もそうだと知り、トレヴァーは以前から読みすすめたいと思っているだけに購入したい気持ちが出てきて困る(;´Д`)

  • 奏市 さん

    何きっかけでハマスホイに興味持ったか忘れたが、近年気になっていたデンマーク人画家。図書館で見つけ借りる。室内画が多く、灰色と白を基調とした落ち着いた静かな雰囲気。人物はいないかいても後ろ向き。ただ家族、特に妻は多く描き、こちらを向いているのもそれなりに。室内なのに幽玄、幻想的。以前、国内の美術展で見て気に入りポストカードを買ったヴァロットンの『五人の画家たち』は、ハマスホイの『五人の画家』を見て影響受けて制作されたとの経緯を知った。「モティーフを選ぶ際に私が目を向けるのは、何よりもまず、その線なのです。」

  • おおた さん

    海外文学ファンには国書刊行会のウィリアム・トレヴァー・シリーズで有名なハマスホイ。美術展に行って図録も買ったが、今回は妻のいる室内画が少なかったこともあり、もう一冊。図録に比べると光沢が再現されていて、僅かながら黄色が強いように思う。どちらも所有して見比べたい。見ていると時間を忘れてしまう。

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萬屋健司

1979年、長崎県生まれ。旧大阪外国語大学卒業、大阪大学大学院博士前期課程(西洋美術史)修了、同大学院博士後期課程単位取得退学。2004‐05年、2006‐08年、コペンハーゲン大学、同大学院に留学。2009年より山口県立美術館勤務。専門領域はデンマークを中心とする19世紀北欧美術(本データはこの書

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