窓から何が見えるか 西洋美術文化史と「窓」のイコノロジー

荻野昌利

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779130106
ISBN 10 : 4779130107
フォーマット
出版社
発行年月
2024年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
156p;20

内容詳細

「窓」は、いかに西洋における「近代自我」の発達、そして「文化」の育成に影響を及ぼしたのか?本書は、この主題を、絵画と文学を横断して、詳細かつ具体的に批評するものであり、齢九十を過ぎた著者による集大成の書である。

[目次]
プロローグ(「窓」いろいろ)
第1部「近代の幕開け/窓にさす光」(デューラー、ブリューゲル、オランダ風俗画、レンブラント、デ・ホーホ、フェルメール)
第2部「インターミッション/窓の不毛時代」
第3部「ロマン主義の時代/窓辺に立つ人びと」(F・コウツ、ティッシュバイン、フュスリ、フリードリッヒ、ビーダーマイヤーの画家たち、ドーミエ、H・ハント、ウォリス)
第4部「世紀末に向かって/孤独な人々の窓」(J・E・ミレイ、D・G・ロセッティ、カイユボット、ゴッホ、ルドン)
第5部「二十世紀 挑戦の時代 アートとなった窓」(マチス、ボナール、デュシャン、マグリット、バルチュス、ホッパー、ワイエス)
エピローグ(西洋の「窓」、日本の「窓」)


《著者情報》
おぎの・まさとし 1933年、横浜市生まれ。東京教育大学卒業。東京教育大学大学院修士課程修了。文学博士(名古屋大学)。南山大学大学院教授を経て、南山大学名誉教授。日本英文学会会員・評議員・編集委員。日本ヴィクトリア朝文化研究学会理事・同会長。著書には『暗黒への旅立ち』(名古屋大学出版会、1987)『さまよえる旅人たち』(研究社出版、1996)『視線の歴史』(世界思想社、2004)『歴史を〈読む〉』(英宝社、2005)『ヴィクトリア朝筆禍事件始末記』(英宝社、2007)『小説空間を読む』(英宝社、2009)『文化とはなにか』(大阪教育図書、2021)『文化とはなにか追考』(大阪教育図書、2023)、訳書に『ミドルマーチ』(G・エリオット著、大阪教育図書、2020)『エゴイスト』(G・メレディス、大阪教育図書、2023)等がある。

【著者紹介】
荻野昌利 : 1933年横浜市生まれ。東京教育大学卒業。東京教育大学大学院修士課程修了。文学博士(名古屋大学)。南山大学大学院教授を経てその後、名誉教授。日本英文学会会員・評議員・編集委員。日本ヴィクトリア朝文化研究学会理事・同会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 榊原 香織 さん

    窓、をテーマに西洋美術史を。著者は英文学者。なかなか面白い。選んだ絵も一味違う

  • Go Extreme さん

    光の取り込み口 内外の境界 社会文化思想の変化を映す鏡 ガラス窓の歴史は意外と浅い 秘伝の技術 神の視線が天上から斜めに射す 視線は権力の根源 絵画は外界の対象が投影される窓 見られるという視点 市民のステータス・シンボル 窓の画家フェルメール キアロスクーロの技法 自然との交歓の場 内面を映し出す鏡 窓辺の女 社会の断面をユーモラスに描く 開かれた窓が社会参加への外向き 孤独や絶望の象徴 世紀末の不安 色彩と線の組み合わせ 親密な空間 現実の認識の不確かさ 現代人の孤独や疎外感 自我の成長や発展に貢献

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