デジタル・ビスケット 荻原裕幸歌集

荻原裕幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806010937
ISBN 10 : 4806010936
フォーマット
出版社
発行年月
2001年03月
日本
追加情報
:
21cm,398p

内容詳細

1980年代、90年代の短歌に波紋を起こした荻原裕幸の20年を一望できる「全歌集」。『青年霊歌』をはじめ、全既刊歌集、未刊の『永遠青天症』を完本で収録。

目次 : 青年霊歌(水晶街路/ 青年霊歌 ほか)/ 甘藍派宣言(折鶴心中/ 桜桃革命 ほか)/ あるまじろん(ウッドストックの憂鬱/ 私の魔法陣の彼方へ ほか)/ 世紀末くん!(みづいろ前線/ ほくが向日葵だつた頃 ほか)/ 永遠青天症(時計は永遠を記述してゐる(1994‐1995)/ クレヨンストリート(1996‐1997) ほか)

【著者紹介】
荻原裕幸 : 1962年8月24日名古屋市に生れる。1979年前衛短歌の作品群に刺激されて作歌をはじめる。1986年塚本邦雄選歌誌「玲瓏」創刊に参加。編集委員を経て1998年退会。1987年「青年霊歌」にて第30回短歌研究新人賞受賞。愛知県立大学外国語学部第二部フランス学科卒業。1988年、第一歌集『青年霊歌』(書肆季節社)刊行。同人誌「フォルテ」創刊。同誌は4号にて休刊。1990年第二歌集『甘藍派宣言』(書肆季節社)刊行。1991年朝日新聞に「現代短歌のニューウエーブ」を執筆。「主体の問題をめぐって」にて第9回現代短歌評論賞次席。1992年第三歌集『あるまじろん』(沖積舎)刊行。『現代の第一歌集』(ながらみ書房)に自選50首を出稿。「昭和の歌人80人」(雁書館)に自選66首を出稿。朝日新聞(中部版)に詩歌句時評の連載を開始(現在も執筆中)。1993年コピーライターとしてプロダクションに入社。1999年退社。1994年第四歌集『世紀末くん!』(沖積舎)刊行。1995年岩波書店「へるめす歌会」(小林恭二企画)に参加。1996年三枝昂之著『討論・現代短歌の修辞学』(ながらみ書房)に出演。1997年小林恭二著『短歌パラダイス』(岩波新書)に出演。共著『短歌・俳句同時入門』(東洋経済新報社)刊行。1998年加藤治郎、穂村弘とエスツー・プロジェクトを結成。メーリングリスト「ラエティティア」を開設。ホームページ「電脳短歌イエローページ」を開設。合同歌集『新星十人』(立風書房)刊行。共著『現代短歌を学ぶ人のために』(世界思想社)刊行。1999年共編著『岩波現代短歌辞典』(岩波新書)刊行。共著『GKドキュメント』(現代歌人会議)刊行。小高賢編著『現代短歌の鑑賞101』(新書館)に自選30首を出稿。2000年ホームページ「デジタル・ビスケット」を開設。メールマガジン「@ラエティティア」を創刊。週刊読書人に短歌時評の連載を開始(2001年末まで連載予定)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    #荻原裕幸 #短歌 コカコーラのみほす時のわが咽喉大河流るるごとき動きか #返歌 炭酸水飲みすぎ注意いえんがね二十歳以来の痛み覚えて

  • はち さん

    ニューウェーブの旗手、荻原裕幸の第一歌集から未刊行歌集までを収録した作品。実際歌集一冊分に置き換えたら756円ほどなので激安です。第一、第二歌集までは塚本邦雄の影響を受け、第三歌集あるまじろんでは言語や意味を分解し、世紀末くん!でいったん落ち着いたように思える。これだけの実験精神。ある意味では短歌というものの限界を切り開いた作品。それにしてもこの歌集はとにかく自分の年齢を意識した歌が多いな。自分の過去と今とこれからを重ね合わせてしまう。ものすごいボリュームなので二週間ほどかかってしまった。

  • pon さん

    ニューウェーブの旗手といえば加藤治郎、穂村弘とこの人らしい。“あ、http://www.jitsuzonwo.nejimagete.koiga.kokoni.hishimeku.com”

  • ずー さん

    作者の20代から30代にかけての心境の変化などが表れていた。おそらく思い悩んでいた時期と思われる中期は難解な歌が多いような気がしたが、就職したあたりからその難解さが薄れているように思われた。20代後半の、生きたいと思って生きているわけじゃないけど死にたくもなく、自分の人生をどうにかしなくてはならず、でもだらだらと普通の日々が過ぎていく焦燥感のような閉塞感のような感じが、いくつかの歌によく表れていた。

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人物・団体紹介

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荻原裕幸

1962年生まれ。愛知県立大学卒。90年代のはじめ、朝日新聞に掲載された歌論の反響をきっかけに、ニューウェーブと呼ばれる。第30回短歌研究新人賞受賞。名古屋市芸術奨励賞受賞。歌集出版企画「歌葉」プロデュース、総合誌「短歌ヴァーサス」責任編集等、フリーな立場を活かした活動を続けている。「東桜歌会」主宰

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