押入れのちよ 新潮文庫

荻原浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101230344
ISBN 10 : 410123034X
フォーマット
出版社
発行年月
2009年01月
日本
追加情報
:
16cm,377p

商品説明

発表! とり憑かれたいお化けNo.1。ままならない世の中を必死で生きる人間(と幽霊)の可笑しみと哀しみを見事に描いた、傑作短編集。

失業中サラリーマンの恵太が引っ越した先は、家賃3万3千円の超お得な格安アパート。しかし一日目の夜玄関脇の押入れから「出て」きたのは、自称明治39年生れの14歳、推定身長130cm後半の、かわいらしい女の子だった(表題作「押入れのちよ」)。ままならない世の中で、必死に生きざるをえない人間(と幽霊)の可笑しみや哀しみを見事に描いた、全9夜からなる傑作短編集。

<荻原浩>1956(昭和31)年、埼玉県生れ。成城大学経済学部卒。広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。1997(平成9)年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞を受賞した。他の作品に『ハードボイルド・エッグ』『神様からひと言』『僕たちの戦争』『さよならバースディ』『あの日にドライブ』『押入れのちよ』『四度目の氷河期』『愛しの座敷わらし』『ちょいな人々』などがある。

内容詳細

失業中サラリーマンの恵太が引っ越した先は、家賃3万3千円の超お得な格安アパート。しかし一日目の夜玄関脇の押入れから「出て」きたのは、自称明治39年生れの14歳、推定身長130cm後半の、かわいらしい女の子だった(表題作「押入れのちよ」)。ままならない世の中で、必死に生きざるをえない人間(と幽霊)の可笑しみや哀しみを見事に描いた、全9夜からなる傑作短編集。

【著者紹介】
荻原浩 : 1956(昭和31)年、埼玉県生れ。成城大学経済学部卒。広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。’97(平成9)年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「世にも奇妙な物語」で映像化してほしい話...

投稿日:2012/10/08 (月)

「世にも奇妙な物語」で映像化してほしい話がいくつかありました。逆に「コール」は文章だけで楽しみたい作品です。

凍土 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 射手座の天使あきちゃん さん

    そんな分類があるのかどうか知りませんが、コミカル&ハートフル・ホラー(表題作、殺意のレシピ、予期せぬ訪問者、しんちゃんの自転車)にラブリー・ホラー(コール)、うーん あとはマジ・ホラーです、決して夜中に一人では読まないで下さい! <(^_^;

  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    新潮百冊】解説:東雅夫、著者が「小栗虫太郎、夢野久作」に言及していることを紹介し、恐そうな話があることがわかった。心して読み始めたのでなんとか読めた。短編9話。恐怖小説は苦手なので、お手柔らかに。安穏に生きていることへの警告。「押入れのちよ」は、悪気がなさそう。「しんちゃんの自転車」は「がってんしょうたくん」が合点承知之介の新版だし、そのご結婚して幸せになって口からでるという心使いが憎い。「木下闇」は犯人捜し。「予期せぬ訪問者」ダールを思い浮かべた。「老猫」の「スパニッシュ様式」の家を見たい。

  • 風眠 さん

    9つの短篇集。表題作の『押入れのちよ』がいちばん好き。古いアパート(訳アリ物件)にいる幽霊のちよちゃんが、いじらしくて可愛らしくて、いいなぁ・・・って思う。明治の女の子のちよちゃんだけど、カルピス飲んだり、変な顔したり、わりと上流っぽい生まれの雰囲気っぽいのに、ぶっきらぼうな話し方をしたり・・・日本人形みたいな見た目と中身の違いにギャップ萌え。そんなちよちゃんのポップな一面を前面に押し出すことで、ちよちゃんの悲しみが浮き彫りにされてきて、なんだか心臓がぎゅっとなるみたいな感じがした。

  • takaC さん

    ホラー風短編集とでも言えば良いのだろうか。一貫したテーマがあるようでもなく、膝を打つような驚きがあるわけでもなく、いまひとつ狙いが読めずにズルズルと読んで終わってしまった。

  • Tsukamo さん

    「お母さまのロシアのスープ」は途中から予想は出来たものの、それでも読み終わると恐ろしい気持ちになりました。「押入れのちよ」は幽霊は出てくるけれど全く怖くない。むしろ可愛い!癒されます(*´ω`*) 「殺意のレシピ」は、ある夫婦が料理を用いてお互いを殺そうとする話。お互いに駆け引きをしながら食材を勧めたり、食べたりする過程も面白かったけれど、オチで大笑いしてしまいました。うひひひひ、うひうひ。

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人物・団体紹介

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荻原浩

1956年埼玉県生まれ。広告制作会社勤務を経て、コピーライターとして独立。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞、14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞、16年『海の見える理髪店』で直木賞、24年『笑う森』で中央公論文芸賞を受賞(

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