モンゴル帝国と海域世界 一二〜一四世紀 岩波講座 世界歴史

荒川正晴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000114202
ISBN 10 : 4000114204
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
328p;21

内容詳細

初期グローバル化としてのモンゴル帝国の成立・展開と海域世界を扱う。帝国の拡大に伴い、陸上と海上の複数のルートを通じて西アジアと東アジアの人的・物的・文化的交流が急速に進んだ。多民族・多言語・多宗教が共存する大帝国の構造と周辺地域へのインパクトを探り、ジェンダー史、環境史の可能性、考古学・文献学などの知見も盛り込み、モンゴル帝国像を刷新する。

目次 : 展望(初期グローバル化としてのモンゴル帝国の成立・展開/ ユーラシア・海域世界の東西交流におけるモンゴル・インパクト)/ 問題群(モンゴル帝国の統治制度とウルス/ モンゴル支配下の中国と多民族国家―官位獲得をめぐる諸相/ トルキスタン・トルコ系諸集団とモンゴル帝国/ 宋元時代の東アジア海域世界)/ 焦点(モンゴル覇権期のディアスポラ/ 中央アジア・東アジアの東シリア教会―モンゴル時代を中心に/ イル・ハン国のイラン系官僚たち―モンゴル支配下イランの財務制度と文化/ チベット仏教とモンゴル/ モンゴルの東南アジア侵攻と「タイ人」の台頭/ ユーラシア世界の中国陶磁流通/ カラチュの時代―ティムール朝を中心に)

【著者紹介】
荒川正晴 : 1955年生。大阪大学名誉教授。中央アジア古代史、唐帝国史

弘末雅士 : 1952年生。立教大学名誉教授。海域東南アジア史

宇野伸浩 : 1958年生。広島修道大学国際コミュニティ学部教授。モンゴル帝国史

四日市康博 : 1971年生。立教大学文学部准教授。ユーラシア交流史・海域アジア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • MUNEKAZ さん

    展望で面白い指摘があって、「洋の東西を繋げた」といわれるモンゴル帝国だけど、実際はそれよりも前に「すでに繋がって」いて、むしろモンゴルはそれに乗っかることで大征服を成したと。モンゴルのインパクトは確かに重大だけど、そこばっかりに捉われていると、色々と見誤るよということか。東南アジアの章など、モンゴルの影響を否定する論もあるのが印象的。あと与太話に思っていたマクニールの「モンゴルがペストを広めた」という説が、研究の進展で「当たらずとも遠からず」な扱いなのは驚いた。

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