黄金伝説 「近代成金たちの夢の跡」探訪記

荒俣宏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087727319
ISBN 10 : 4087727319
フォーマット
出版社
発行年月
1990年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
高橋f ,  
追加情報
:
21X15

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読書メーターレビュー

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  • つまみ食い さん

    新潟の豪農やサフラン酒造、九州の炭鉱王たち(麻生家も含む)、たばこ王、南洋貿易など明治から昭和頃の産業が産んだ「成金」富豪たちの蕩尽をその遺迹の写真や証言とともに辿る「考古学」。破天荒な蕩尽とともに、教育施設や医療など社会インフラに惜しみなく私財を投じるメセナ意識なども根強いのが興味深い

  • 小林ミノリ さん

    近代化に向けて日本が邁進していた時代の痕跡をめぐる記録、産業考古学という新たなる学問の形をとった少々センチメンタルな旅行記のような味わい、余談ですが、こげなもん!!のモトネタである石炭王について知ったのがこの書であります。

  • ささ さん

    ■産業考古学という、あまり聞き慣れないジャンルを扱ったもの。サフラン王、サトウキビ王、稲穂王、ニシン王、石炭王、銅山王、生糸王、たばこ王、鉄道王、映画王、遊廓王、南洋王、と今は廃れてしまった産業にスポットライトをあてている。王たちに対して、金ぴかの家を建てているに違いない、贅沢三昧をしているに違いない、という先入観を持っていたが、意外にも質素だったり、地域のために病院をつくった王だったりと私的には予想外の展開。本の冒頭にある通り、硬派な本。大人の社会見学という感じで、とても楽しめる。

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人物・団体紹介

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荒俣宏

1947年東京都生まれ。小説家・博物学者・翻訳家・妖怪研究家・コメンテーター、日本SF作家クラブ会員、世界妖怪協会会員。1970年代より、「団精二」の筆名で海外SF&怪奇幻想文学の翻訳をスタート。1980年代、「月刊小説王」(角川書店)で連載した初の長編小説『帝都物語』が三五〇万部を超え、映画化もさ

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