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自分の感受性くらい 岩波現代文庫

茨木のり子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006023683
ISBN 10 : 4006023685
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

もっとも人気のある詩人の、もっとも有名な詩集。なかでも突出した人気を誇る表題作は、自分で考え続けること、自立した知性を磨き続けることの大切さをうたい、そのメッセージ性の強い言葉は、自分自身への問いかけとして多くの読者の共感をよび、やすきに流れる心を戒めてきた。現代詩の枠をこえた感動の名著。(解説=伊藤比呂美)

【著者紹介】
茨木のり子 : 1926‐2006年。〈現代詩の長女〉とも称される、戦後の日本を代表する現代詩人。1953年、川崎洋と二人で同人詩誌「櫂」を創刊。「わたしが一番きれいだったとき」をはじめとする作品群で戦時下の女性の青春を描く。敗戦を契機にひらかれた幅広い社会意識と健康な批評精神が特徴で、スパッと歯切れのいい言葉が断言的に出てくる、主張のある詩、論理の詩、倫理の時、あるいは「自分の感受性くらい」のような、読者を励ます、人を奮い立たせてくれる詩が多い。また訳詩集に『韓国現代詩選』(読売文学賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 榊原 香織

    この人の詩は分かりやすくて好き

  • おにく

    自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ。 "自分の感受性くらい"より 小学生の頃、教科書に載っていたこの詞を読んで、ずいぶん恐い人と思ったのと、プロフィール写真に落書きした思い出(ごめんなさい!ごめんなさい!)今の自分が読んでみて、情報過多でノイズに溢れた頭の中に言葉が染み渡りました。言葉のリズム、オトマトペ、声に出して読むと、言葉ってこんなに力強いものなのかと改めて認識させられます。今月も"自分へのご褒美"と称して雑多なものを買いましたけど、この本が一番の収穫。

  • のあ

    初めて詩集を買ってみた。 「鍵」がとても素敵だった。 茨城さんの他の作品も読んでみたい。

  • itokake

    ちいさんの『忙しい人のための美術館の歩き方』レビューに惹かれて。まるでノンフィクションのように体験を切り取った詩もあれば、声高に街宣車でどなりちらしているような詩もある。表題はどなりちらし系で、最後に「ばかものよ」と叱るのだが、これが何とも爽快。「青梅街道」では「ぐずぐずと絆創膏はがすごとくに床離れたる」リーマンたちによりそう。布団から出たくないあの気持ち、詩人が表現するとこうなるのか。そして中小企業名を羅列。今は消えた会社も多いだろうが、少なくともこれらは永遠に詩に刻まれた。茨木のり子の粋に万歳。

  • べる

    伊藤比呂美氏が解説で茨城のり子氏の魅力について「つねに誰かに話しかけている」と述べていた。読む人の心に染みる理由は確かにここにあるかもしれない。『わたしが一番きれいだったとき』の最終連の「ね」が象徴している。『知命』で他人から気付かないさりげなさで今まで支えられてきたことを悟ったように、『青海街道』で終わりあれど今を生きて脈うつ中小企業にエールを送ったように。一見関係のない言葉が並んでいてもイメージができる彼女の詩を読むと前向きな気持ちになる。言葉の力で人を救う目で世界を見ていた人なのではないかと思った。

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