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永遠の詩 02

茨木のり子作詞

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784096772126
ISBN 10 : 4096772127
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

弱った心を勇気づけ、希望に導いてくれた詩人・茨木のり子。そこにはいつも生きるための言葉があった…。ヒューマニズム溢れる名詩から亡夫を想う挽歌まで、詩人・高橋順子による鑑賞解説付き、現代仮名遣いで収録。

【著者紹介】
茨木のり子 : 1926年(大正15)〜2006年(平成18)。敗戦後、結婚前後から詩を書き始め、川崎洋とともに詩の同人誌「櫂」を創刊。ヒューマニズムと批評精神溢れる詩で多くの読者の心を鼓舞した。戦後を代表する女性詩人にして、エッセイスト、童話作家でもあった

高橋順子 : 1944年(昭和19)、千葉県生まれ。詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mukimi

    タイムパフォーマンスやコストパフォーマンスといった概念が幅を効かせる現代社会で負けじと戦う中でも、詩を何度も口の中で転がし感性を揺蕩わせることができる余裕は持っていたいと思う。たまに詩集を開くと、ページの余白の大きさに少し焦り戸惑うのだけど、そのまま、余白に身を委ねるうちに、取り入れている字数と見えてくる情景は比例しないことに気づく。「ぎらりとひかるダイヤのような日」「すべてのいい仕事の核には震える弱いアンテナが隠されている」など…絶望を前にしてもそれだけを抱きしめていたいような言葉達に出会う。

  • chantal(シャンタール)

    読友かあちゃんが茨木のり子さんのこの詩が好きで手帳に書き留めてあると言っていた。私もそれを真似ようと思う。心がトゲトゲした時、カラカラに干からびた時「自分の感受性くらい自分で守れ、ばかものよ」と叱咤激励してもらうために。そして人と違うこと、落ちこぼれること、時代遅れになる事も恐れず、自分らしく生きる為、何度でも茨木さんの詩集を読み返したい。そのためにも買わなくちゃ。この本は図書館本なので・・・

  • ポップノア♪@介護奮闘中。

    1926年生まれの詩人⋅茨木のり子。戦争に翻弄された青春時代を詠った「わたしが一番きれいだったとき」が強烈な輝きを放つ。「わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった」、「男たちは挙手の礼しか知らなくて きれいな眼差だけを残し皆発っていった」には胸を締め付けられる。自分のいたらなさを時代のせいにするなと詠う「自分の感受性くらい」。「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」の一文には耳が痛い。個を失ってまで社会に同調しなくてもいいと説く「落ちこぼれ」も愛おしい。出会わせてくれた「金曜堂」に感謝!

  • やせあずき

    あまり詩を読まない私が、新聞でのオススメ記事を見て購入。表題の「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」言葉の強さに圧倒されます。そして、様々なことを自分以外のせいにしていた弱い自分に気付かされ、喝を入れられました。詩の素晴らしいところは、何度も何度も読み返して、自分の中に取り込むことができるところなんだと改めて感じました。「ぎらりと光るダイヤのような日」、長いようで短い人生を振り返る度に読みたい詩です。さらに、解説もついていて分かりやすく、ずっと手元に置いておきたい本です。

  • けんとまん1007

    茨木のり子さんの詩に出会って以来、何故か、ふっと手に取りたくなる。凛とした中にも、人を見つめる眼をそこに感じ取れるからだろうと思うし、勇気というか、「やろう!」という気持ちを起させてくれるからだ。読みようによっては、キツイなあ〜と思うこともあるが、何故か、こころに残る。いや、脳細胞に沁み込んでいるのだろう。かつて、中学校のPTA会長をやっていた時に、卒業式の祝辞の中で、茨木さんの詩を読んだ(今、大学2年の娘の卒業式でもあった)。そんな気にさせる力があるし、子供たちも何かしら汲み取ってくれたと思っている。

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