交響録 N響で出会った名指揮者たち

茂木大輔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784276211315
ISBN 10 : 427621131X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年09月
日本
追加情報
:
208p;19

内容詳細

N響30年。元首席オーボエ奏者にして人気エッセイスト、しかも現役指揮者でもある著者が、N響で共演した巨匠・名指揮者(34名+約100名)との思い出を綴る。聴くだけではわからない指揮者の個性、仕事ぶり、普段の姿、また、現在指揮者として活躍する著者からみた彼らの技量…。そして、彼らとの演奏により著者が味わった感動や熱い想いが、読者も自らの聴取体験と重ね合わせながらしみじみと味わえる。


[目次]
■入団1年目(1990年11月〜1991年10月)
ヴァーツラフ・ノイマン/ハインツ・ワルベルク/外山雄三/フィッシャー・アダム/岩城宏之/ヘルベルト・ブロムシュテット/シャルル・デュトワ/ウォルフガング・サヴァリッシュ
▽僕のN響入団までの指揮者たち
国立音大から新星日響へ〜ミュンヘン留学とバンベルク響〜シュトゥットガルト・フィル〜NHK交響楽団へ

▼コラム/出番、オリ番

■20世紀最後の10年(1991年11月〜2000年10月)
尾高忠明/ホルスト・シュタイン/マレク・ヤノフスキ/エフゲーニ・スヴェトラーノフ/エリアフ・インバル/小澤征爾/アンドレ・プレヴィン/スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ/ズビン・メータ/広上淳一/チョン・ミョンフン/ウラディーミル・アシュケナージ
▽まだまだ書きたい名指揮者たち@

▼コラム/「定期公演」

■21世紀最初の10?年(2001年5月〜2009年12月)
タン・ドゥン/ネルロ・サンティ/ワレリー・ゲルギエフ/サー・ロジャー・ノリントン/ネヴィル・マリナー/トゥガン・ソヒエフ/アレクサンドル・ヴェデルニコフ/エド・デ・ワールト/クリストファー・ホグウッド/クルト・マズア
▽まだまだ書きたい名指揮者たちA

▼コラム/リハーサル

■退団まで(2012年10月〜2019年3月)
ロリン・マゼール/セバスティアン・ヴァイグレ/パーヴォ・ヤルヴィ/クリストフ・エッシェンバッハ
▽まだまだ書きたい名指揮者たちB

▼コラム/定期以外のお仕事アレコレ


[著者紹介]
シュトゥットガルト・ フィルを経て、1990年から2019年までNHK交響楽団首席オーボエ奏者を務め、世界的指揮者と共演を重ねた。1996年から指揮活動に入り、解説コンサートや「のだめ音楽会」などを全国展開。群響、仙台フィル、東フィル、名フィル、九響など全国の団体を指揮。50歳にして東京音大の指揮科に再入学。現在同学助教。指揮を故・岩城宏之、外山雄三、広上淳一の各氏に師事。『オーケストラ楽器別人間学』など多数の著書がある。


【著者紹介】
茂木大輔 : 国立音大、ミュンヘン音大、新星日響、シュトゥットガルト・フィルを経て、1990年から2019年までNHK交響楽団首席オーボエ奏者を務めた。室内楽、音楽祭、放送などでも活躍し、多数のCDをリリース。1998年から指揮活動に入り、自らの企画による解説コンサートを全国展開。オーボエを丸山盛三、G・パッシンの各氏に、また指揮を岩城宏之、外山雄三、広上淳一の各氏に師事。東京音大指揮科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom さん

    N響の演奏は、FMやTVでも親しく接しているから、舞台裏を垣間見れるという意味で、とても楽しくて一気に読める。ただ、内容的に深いかと言えば……。あとがきで「いくらでもネタがあると楽しみにしていたが、書いているうちに、オーケストラ(奏者)と指揮者の関係は意外とあっさりしていたんだなと思うようになった」とあるが、本書の内容は、練習の進め方や棒の振り方などの外形的なことが中心で、芸術的に深く踏み込んだり、指揮者の人間性に鋭く迫るものではない。指揮者とオケ奏者とのソーシャル・ディスタンスを見る思いがする。

  • 美東 さん

    楽員に最も愛された親方指揮者 ホルスト・シュタイン  本番で《ドン・ファン》の最初の方にある短いが入りにくいソロを「落ちた」にもかかわらず、”(茂木は)オケが「危機的状況」に陥った時にも達観して平静を保つ人物である。”との推薦状を書くシュタイン先生...爆笑!

  • Totchang さん

    139ページから始まるクルト・マズアのページでは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が東ドイツだった話などが出てきて、その指揮者の色が伺える。ロジャー・ノリトンのピリオド奏法も興味深かった。また筆者がいろいろな指揮者から推薦状を獲得する話もおもしろい。クラシック演奏に暗い私でも色々と楽しめる一冊でした。

  • Wataru Hoshii さん

    2019年2月にN響を定年退職した、オーボエの茂木さんによる指揮者の思い出エッセイ。最後の定期は私も聴きました。ちょうど茂木さんがN響に入団された頃、私はオーケストラを聴くようになったので、私にとっても懐かしい指揮者の話がたくさん出てくる。オケの中にいるからこそわかる名指揮者の人柄の話は面白いし、それが観客としての印象と結構違うこともあるのだなと思った。そしてこの本からは、もうこの世にいない音楽家たちへの茂木さんの深い思いが感じ取れる。茂木さん、これからもお元気でご活躍ください。

  • どら猫さとっち さん

    N響元首席オーボエ奏者で、現在は指揮者として活躍中の著者が、現役引退までに共演した指揮者たちの素顔と技量などを綴り回顧した“交響録”。一流の指揮者たちに魅了され鍛えられ、自ら指揮者になった著者の過程と人間観察眼が光る名著。好きな指揮者揃いで、個性的で音楽には真摯に取り組む姿を見て、その人たちの音楽世界や人間性が垣間見えるのが面白い。N響でオーボエ奏者としてはよく見かけたが、指揮者としてはまだ接していない。一度でも聴きに行きたい。彼の面白さは、ここでも発揮している。

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人物・団体紹介

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茂木大輔

指揮者、元N響首席オーボエ奏者。ミュンヘン国立音楽大学大学院修了。バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン・フィル・バンベルク交響楽団、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムなどで巨匠指揮者との演奏体験を重ね、シュトゥットガルト・フィルに入団。1990年に帰国してNHK交響楽団首席オーボエ奏者となる(〜2

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