子どもの頃から哲学者 世界一おもしろい、哲学を使った「絶望からの脱出」!

苫野一徳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784479392712
ISBN 10 : 4479392718
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
222p;19

内容詳細

便所飯のパイオニア、躁ウツ8年間、人類愛教の教祖さま…どんなにこじらせても、絶望したとき人は前に進める。歴代哲学者もとんでもない中二病だった!?

目次 : プロローグ―どうせ、だれも分かってくれない/ 第1章 教祖さまになる 承認欲望―ヘーゲル/ 第2章 哲学にぶっ飛ばされる 真理なんてない―デカルト、カント、フッサール/ 第3章 苫野発狂 至福―プラトン、ニーチェ、バタイユ/ 第4章 絶望の達人 絶望と希望―キルケゴール、ルソー/ 第5章 哲学の女神 普遍的モンダイ―相互了解と相互承認/ 第6章 哲学の使い方 欲望と承認―自由に生きる/ エピローグ―苦悩先輩と呼ばれて

【著者紹介】
苫野一徳 : 1980年生まれ。哲学者。熊本大学准教授。博士(教育学)。早稲田大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程修了後、早稲田大学教育・総合科学学術院助手、日本学術振興会特別研究員などを経て現職。専攻は哲学・教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • LIFE SHIFT AI さん

    苫野さんのことをhttp://www.webchikuma.jp/articles/-/23 で初めて知りました。難解な哲学をわかりやすく語ってくれています。

  • TK さん

    本モアイにて頂いた本。「人はどうすればお互いにわかりあうことができるのか、認め合うことができるのか」幼い頃からずっと考えていた作者が哲学に出会い、人生が変わったお話。哲学って正直面倒臭いなと感じていた私。しかし自分自身と作者のエピソードが重なる部分もあり興味深く読み進める。「信念対立」を乗り越えるためにお互いの底にある欲望を知る、「自由の相互承認」の実現を目指すためにお互いの自由を認め合うことをルールとして設定し、それを調整し合う。この考え方、まだ十分に理解は出来ていないと思うがすごく腹に落ちたと感じた。

  • shizuca さん

    面白かった! 読みながら自身の過去を思い返し中2病患ってたなぁとかイタイなぁとか思考が忙しかったです。自由の相互承認は、著者の本で良く目にする言葉で、言うのは簡単だけど実際にするとなると、万人ができるものでないと思う言葉。 それぞれ「その人のことだから」とか言うけれど、自分の利益が絡むとそうもいってられないし。世界中が平和になるためにも、広まってほしいな相互承認。これは、ぜひ高校生に読んでもらいたいなぁ。

  • 或ジャーノン さん

    素晴らしい本でした。哲学を知らない自分にもとてもわかりやすかったし、苫野先生の体験談を交えたお話が面白おかしく読めました。誰もが自由に生きたい、承認してほしい。そのためには互いの自由を認めること「自由の相互承認」が必要不可欠。多用で異質な人々が相互承認できる社会を目指して活動をされている苫野先生の活動に賛同します。

  • 東田正平 さん

    子どもの頃には強い孤独感にさいなまれ、大学に入ってからは人類愛に目覚め教祖となり、躁鬱を繰り返しながら、竹田青嗣の弟子となった哲学者である著者の、半自伝的哲学入門書。中二病的な悩みが哲学によって救われるということは非常によく共感できるのだが、だから哲学をやろうと「あなた」が思えるのかといえば、それはないよなと思った。ただ、絶望している人間が絶望とは何なのかを考え始めて考え続けていたら、そりゃ自分の絶望なんかどうでもよくなる、これだけは真だ。

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