クール・キャンデー 祥伝社文庫

若竹七海

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396328139
ISBN 10 : 4396328133
フォーマット
出版社
発行年月
2000年10月
日本
追加情報
:
16cm,160p

内容詳細

「兄貴は無実だ。あたしが証明してやる!」誕生日と夏休みの初日を明日に控え、胸弾ませていた中学生の渚。だが、愉しみは儚く消えた。ストーカーに襲われ重態だった兄嫁が他界し、さらに、同時刻にそのストーカーも変死したのだ。しかも、警察は動機充分の兄良輔を殺人犯として疑っている!はたして兄のアリバイは?渚は人生最悪のシーズンを乗り切れるか。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夢追人009 さん

    夏休みを過ごす中学二年生14歳の元気な女の子・渚が兄嫁の死と生前彼女につきまとっていたストーカー男の不審な死の謎に迫って家族の大ピンチを八方丸く収めてみせる若竹七海さんの痛快青春ミステリ中編小説です。14歳年の離れた異母兄・良輔が同級生のストーカー男の殺害疑惑で警察から厳しくアリバイを追求されて苦戦する中で兄の無実を確信するヒロイン渚はそれだけでなく近所を騒がせる痴漢男の事件をも解決に導く影のスーパー素人女探偵なのですね。13行×156頁の短さで最終行のサプライズを演出する若竹さんのプロ根性に脱帽ですね。

  • ちょろこ さん

    やってくれたな、の一冊。葉崎市シリーズ3冊目。妻殺しの容疑をかけられた兄の無実を証明しようと14歳の妹 渚が悩み奮闘するストーリー。ユーモアももちろん散りばめられ、テンポよく読めたのがうれしい。渚が時折、立ち止まって思考を巡らす時間、自分の境遇を有名小説になぞらえるシーンが印象に残った。小さな驚きと共に全てが丸く収まるかと思いきや…やっぱりそこは若竹ワールド。やってくれたな。もうサラッと毒をばら撒いて、はい、さよなら〜って感じ。はぁ…。この毒、どうやって掃除しよう。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    葉崎市その3。青春ミステリーっぽい感じかと思いきや最後はこのシリーズらしい感じに・・・。でも何故このタイトルなのかよくわからず?。

  • 三代目けんこと さん

    本書は160頁と短く、サクサクと読みやすく、全体的に爽やかな感じのミステリでした……最後の1行を読むまでは……。

  • セウテス さん

    【葉崎市シリーズ】第3弾。中学生渚の一人称視点で、サクッと読めてしまう。ストーカー被害により、入院していた兄嫁が亡くなった時刻、原因であるストーカー本人も不審死を遂げる。警察は、兄がストーカーを恨んでの犯行ではないかと疑い、渚は兄への容疑を晴らそうと試みる青春ミステリ。と、如何にも見えて仕舞う物語が面白く、最後の作者らしい毒の効いた一言に衝撃を受ける。本作はミスリードが、さらりとしている割に成功していると思う。ただ一人称である処に、強引さを感じ無くはない。人によって余りにも、常識に差が在る事にも嫌になる。

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人物・団体紹介

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若竹七海

東京生まれ。立教大学文学部史学科卒。1991年、連作短編集『ぼくのミステリな日常』でデビュー。以降、青春ミステリから歴史ミステリ、ホラーまで幅広いジャンルで、多彩な作品を発表。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞“短編部門”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたも

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