偽りの家 家族ミステリアンソロジー 角川文庫

若林踏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041151358
ISBN 10 : 404115135X
フォーマット
出版社
発行年月
2024年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
304p;15

内容詳細

どんな家族も、それぞれに見えない問題を抱えている。それは時に、背筋が凍る結末を迎えることも――。人気・実力派作家が集結。様々な家族の、時に切なく時に不穏な一面を描く、極上のミステリアンソロジー。

【著者紹介】
若林踏 : 1986年生まれ。ミステリ書評家。ミステリ小説を中心に書評、文庫解説、インタビュー記事を多数執筆。文筆活動以外にトークイベントの司会やポッドキャスト番組への出演なども行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • いつでも母さん さん

    『その幸せは本物ですか?』と帯にある。もうドキドキするじゃない(汗)松本清張から始まるアンソロジー6話。緒形拳や岩下志麻、小川真由美に脳内で変換されていた『鬼畜』は忘れられない。ラストは矢樹さん、おぞましさ全開の『裂けた繭』いやはやどれもいや〜な読後感にため息が出る(褒めてます)

  • Ikutan さん

    戦後の高度経済成長期から現在までの流れに沿って、家族の中に生じた歪みを描いた六つの短編。豪華執筆陣だけあって、どのお話ものめり込む様に引き込まれ、ゾワゾワとした読後感を堪能した。『鬼畜』は三度も映像化されたという傑作。『本末転倒殺人事件』では、皮肉な展開に翻弄される。インタビュー形式の『不文律』では、想像力が駆り立てられ、『花ざかりの家』はラストに衝撃が。『おばあちゃんの家』では途中でえっ?となってしまった。『裂けた繭』は既読だったが、今回も恐ろしさと気持ち悪さ全開。どの作品も強烈なインパクトだった。

  • ごみごみ さん

    家族の歪みを描いたアンソロジー。どんな家庭にもありそうな、些細な嘘やすれ違い。ほんの小さな綻びから、じわじわと亀裂が広がっていく恐怖。松本清張『鬼畜』は有名な作品らしいが初めて読んだ。78年に緒形拳主演で映画化もされているとのことで、ぜひ観てみたい(ちょっと、いやかなり怖いけど)。矢樹純『裂けた繭』は既読だったが、その破壊力はハンパない。なんとなくあらすじを覚えていたものの、読了後なかなか鳥肌がおさまらない。他の4作品も含め、6話全ての家族が強烈で気が滅入る!

  • きりん★ さん

    ホラー🏠👻を期待していたが、読んだら人怖アンソロジーだった。どれも後味の悪い、ドロッとした読み心地。甲乙つけ難い作品ばかりですが、印象に残ったのは松本清張さんの「鬼畜」真面目が取り柄の男の転落加減がひどい。新津きよみさんの「おばあちゃんの家」後からジワジワくるおぞましさ。1番引きずる。

  • ひさか さん

    別冊文藝春秋1957年4月号松本清張:鬼畜、別冊中央公論1981年7月赤川次郎:本末転倒殺人事件、問題小説1992年5月号宮部みゆき:不文律、小説現代1994年6月号小池真理子:花ざかりの家、2018年8月角川ホラー文庫刊書き下ろし新津きよみ:おばあちゃんの家、2019年9月note掲載矢樹純:裂けた繭、の6つの家族をテーマにした年代幅の広いアンソロジー。松本さんのやや古色な話にはじまり、最近の世相の引きこもりまで、幅は広いが、ありふれ感が大きく、あまり楽しめませんでした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

若林踏

1986年千葉県生まれ。ミステリ小説の書評や文庫解説などを中心に活動する。トークイベントの司会や運営なども多数手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品