NHK出版 学びのきほん 考える教室 大人のための哲学入門 教養・文化シリーズ

若松英輔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784144072413
ISBN 10 : 414407241X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年03月
日本
追加情報
:
111p;21

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    NHK出版「学びのきほん」シリーズ。1テーマ一冊で文章もやさしく、文字も大きく読みやすい。若松英輔が「対話する・考える・働く・信じる」ことにつき、それぞれ古典の文章を引用し解説する哲学入門。ソクラテスと吉本隆明を同列に論じ、デカルトとプラトンの関係性、ハンナ・アレントと石牟礼道子の共通点など哲学の問いを深めることに誘う。「ほんとう」に「こころおどる」著者の体験を、自分にもっとも切実だと感じる章を繰り返し読むことをすすめる。石牟礼の言う「手仕事をするといいですね」という言葉の意味を噛みしめて味わいたい。

  • Kentaro さん

    自分は不完全であると思う状態こそ、人間が最も知恵に満たされている状態だとソクラテスはいう。この「知らないということを知る」ことを「無知の知」という。人は誰もが不完全であるから、自分が絶対に正しいと思うとき、その人は絶対的に誤っている。普通絶対はないが、そうなのだ。 これに対して、「人間性」は完全なものだ。なぜなら、人間性というものは誰しもが等しく与えられたものだからだ。しかし、人間性の「状態」は不完全で、誰もが発展の途上にある不完全な状態だからこそ、人間性を育んでいくことで、人生を深めていくことができる。

  • ちゅんさん さん

    ソクラテス(プラトン)、デカルト、ハンナ・アレント、吉本隆明の書いた本や考え方のポイントをピックアップし分かりやすく説明してくれるので哲学初心者のわたしにも読みやすかった。特にハンナ・アレントの章がよかったので彼女の著作を読んでみたい。

  • 江口 浩平@教育委員会 さん

    【哲学】批評家の若松英輔さんによる、大人のための哲学入門。プラトン、デカルト、ハンナ・アレント、吉本隆明の著書をそれぞれ1冊ずつ挙げ、本を読んでいなくてもその思想にアプローチできるように誘ってくれます。あとがきのところに、読んだ本から一節を抜き出し、表題をつけ、その時の想いも添えて読書ノートを作ろうということが書いてあり、それを「たましい」の航海記録と呼んでいるのがとても素敵でした。若松さんの本は「答え」ではなく「問い」を持ち続けることの大切さを教えてくれます。ぜひ紹介されていた本も読もうと思います。

  • ちさと さん

    時代と深く関わった5人の思想家たちが登場します。共通するのは誰かの言葉を鵜呑みにすることなく、対話しながら自分の哲学を構築していく姿勢。読書もしかり。読み、考え、自分の人生を掘り下げないと意味がない。色んな人が色んな深遠なことを言ったり書いたりしますが、「自分の頭の中を他人の運動場」にしてはいけない。思考は影響されてあっちこっちぐるぐる螺旋のように回るけど、より高度な次元を目指して上昇できるといいですね。デカルトの章が著者の言いたいことに1番しっくりなじんでいて、読みやすかった。

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人物・団体紹介

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若松英輔

1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第十四回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第二回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第

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