異端の祝祭 角川ホラー文庫

芦花公園

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041112304
ISBN 10 : 4041112303
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
追加情報
:
336p;15

内容詳細

冴えない就職浪人生・島本笑美。失敗の原因は分かっている。彼女は生きている人間とそうでないものの区別がつかないのだ。ある日、笑美は何故か大手企業・モリヤ食品の青年社長に気に入られ内定を得る。だが研修で見たのは「ケエエコオオ」と奇声を上げ這い回る人々だった―。一方、笑美の様子を心配した兄は心霊案件を請け負う佐々木事務所を訪れ…。ページを開いた瞬間、貴方はもう「取り込まれて」いる。民俗学カルトホラー!

【著者紹介】
芦花公園 : 東京都生まれ。2020年、カクヨムにて発表した中編「ほねがらみ―某所怪談レポート―」がTwitterで話題をさらい、書籍化決定。21年、同作を改題した『ほねがらみ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みっちゃん さん

    怖い、というよりは気持ち悪い話。あの「儀式」の描写はなかなかのおぞましさ。でも一見、穏やかで静かなラスト…が実は一番おぞましいのか。

  • ローレンツ🐾 さん

    醜悪なカルトでありミステリー要素も含まれる。読み始めに想像していたものよりも読後感はスッキリ。面白かった!主人公の【るみ】のダークヒーロー的な雰囲気もより良い!シリーズ化されたらきっと購読してしまうだろうなぁ〜

  • まさきち さん

    民俗学カルトホラーということでしたが、ほぼほぼカルトホラー。詳細がつかみきれないままラストを迎えてしまった事柄が多く、少々消化不良気味な読了感。、

  • こら さん

    大好物の「民俗学カルトホラー」と銘打たれていたので、早速シュバりました。正直、民俗学との絡みは薄いです。しかしカルト宗教の描写が、普段宗教に関係ない多くの読者にとっては、異世界を垣間見せられるようでゾワゾワと悍ましい。バーン!と恐怖を提示するのではなく、宙ぶらりんで薄気味の悪いまま物語は進行し終わる。でも次なる展開が知りたく、ページをめくる手は止まらない……まさに読者をも「取り込む」作品。

  • machi☺︎︎゛ さん

    民俗学ホラーというものを初めて読んだけれど、面白かった。澤村伊智さんのぼぎわんみたいに訳がわからないものが迫ってくるという恐怖。自分に自信のない笑美は大手企業のモリヤ食品に就職が決まり喜んだのも束の間。いざ研修が始まると「ケエエコオオ」と奇声を上げながら這い回る人々、何十個と作らされる粘土で作る鳥。一体これは何のために⁇社長のヤンの異常性が怖いと思ったけれど最後まで読むと異常だったのは一体誰だったのか⁇と違う恐怖があった。

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