火のないところに煙は 新潮文庫

芦沢央

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101014326
ISBN 10 : 4101014329
フォーマット
出版社
発行年月
2021年06月
日本
追加情報
:
288p;16

内容詳細

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の“私”は驚愕する。心に封印し続けた悲劇は、まさにその地で起こったのだ。私は迷いつつも、真実を求めて執筆するが…。評判の占い師、悪夢が憑く家、鏡に映る見知らぬ子。怪異が怪異を呼びながら、謎と恐怖が絡み合い、直視できない真相へとひた走る。読み終えたとき、それはもはや他人事ではない。ミステリと実話怪談の奇跡的融合。

【著者紹介】
芦沢央 : 1984(昭和59)年、東京生れ。千葉大学文学部卒業。2012(平成24)年、『罪の余白』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。’18年、『火のないところに煙は』で静岡書店大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さてさて さん

    『それに、火のないところに煙は立たないっていうじゃない』。まさかの場面で書名に選ばれたことわざが登場するこの作品。そこには〈最終話〉を含めた6つの短編が鮮やかに絡み合う巧みな物語設計に裏付けされた『怪談』が描かれていました。まさしく『怪談』の恐怖に包まれるこの作品。しかし、それ以上にその巧みな物語構成に酔わせてくれるこの作品。終始、『私』=芦沢央さんの読者に語りかけてくるような巧みな物語設計が、読者を釘付けにしてやまない物語の中に、”怪談 × ミステリー”の相性の良さにも魅了される素晴らしい作品でした。

  • Kanonlicht さん

    著者本人が聞いた怪談という体裁の連作短編集。それぞれはまったく別の話だけれど、最後に実は…というのはお決まりのパターン。芦沢央といえばイヤミス。思ったとおり、こういうジトっとした怪談との親和性が高い。直接的な恐怖より、なんとなく読者を不安にさせる展開はさすが。昔住んでたけど、東京の真ん中にあるにもかかわらず神楽坂って確かにちょっと異界っぽいイメージ。

  • あきら さん

    夏になってきたので、怪談が読みたくなる。 単なるホラーでない、ミステリー要素も強い作品でした。怖さというよりもちょっとした違和感を感じながら読み進める感じでした。 人はなんとか理解できるように落とし込もうとする。勿論自分も含めて。スッキリとした答えを求めたくなる。 とにかく夏の夜にぴったりのお話です。 面白かった。

  • いなとも さん

    榊桔平の書評と編集部からとされる一文がより怖さを引き立てる。さて私も「榊桔平」を検索してみるか…

  • bannai さん

    芦沢さんの本はこれが初めてでした。ノンフィクションだとしたら、まだまだ続きがありそうですね。怪談というと映像で見ることがほとんどで、書籍でこのように読むのは初めてでしたが、映像とはまた違った怖さがあるということを知ることができました。

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人物・団体紹介

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芦沢央

1984年東京都生まれ。2012年『罪の余白』で野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。同作は15年に映画化。18年『火のないところに煙は』で静岡書店大賞、22年『神の悪手』で将棋ペンクラブ大賞優秀賞、23年『夜の道標』で日本推理作家協会賞を受賞。吉川英治文学新人賞、山本周五郎賞、本屋大賞、直木

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