へるん先生の汽車旅行 小泉八雲と不思議の国・日本 集英社文庫

芦原伸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087455588
ISBN 10 : 4087455580
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
追加情報
:
288p;16

内容詳細

『怪談』で知られる小泉八雲こと、ラフカディオ・ハーン。貧しく、職を求めてイギリスからアメリカ、そして日本へ。ハーンの軌跡をたどりながら、彼が魅了された日本精神の根源を探る。(解説/池内紀)



【著者紹介】
芦原伸 : 1946年生まれ。名古屋育ち。北海道大学文学部卒業。週刊誌記者を経て、72年、鉄道ジャーナル社入社。80年、創作集団グループ・ルパンを主宰。編集者、作家として50カ国以上を取材する。現在は「天夢人Temjin」会長で『旅と鉄道』『SINRA』統括編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あーびん さん

    幼いころに両親に見捨てられ資産家の大叔母にひきとられたハーンは大叔母の財産を狙う縁者にフランスの名門神学校に進学させられる。16歳で左目を失明、大叔母の破産で学校の中退を余儀なくされ、19歳で移民船で単身アメリカに渡る。その後地方新聞記者となるが、黒人の混血の妻(当時黒人との結婚は違法)にクレームがつき退職。来日するまでの波乱万丈なバックパッカーのような半生を知らなかったので驚いた。複雑な生い立ちだったからこそ明治時代の未開な日本に対する偏見がなく、日本に馴染み帰化するまでに至ったのだろう。

  • しんこい さん

    ラフカディオハーンの生涯って知ってるようで全然でした。アメリカ滞在も知らないし、松江にお1年ちょいだったとはね。ハーンの旅路をたどって昔の日本やアメリカを語り、現代の旅を語る重層性が面白いし、ハーンの著作を怪談以外も読みたくもなる。

  • 椿 釦 さん

    小泉八雲という名は知っていても、殆ど何も知らないまま、読んだ。なんて好きな人なのだろう!と、何故今まで知ろうとしなかったのだろうと後悔したが、この本で出会えたので良しとしたい。八雲こと、へるん先生の生涯が書かれていると同時に旅と思想の軌跡が描かれている。驚くほど、今に通じる。へるん先生の日本への愛憎は、よほど右や左に揺れていない限り、今の日本人に通じるのではないか。汽車旅行の描写も、勿論素晴らしい。個人的にはアメリカパートが好き。

  • 蹴球有閑人 さん

    専門的な研究書なら触れているのかもしれないが 、松江以前アメリカ時代のハーンの生活や動向は初見であり興味深い。「怪談」の根元が「マーダーバラッド」というのも面白い指摘だ。「怪談四代記」でさえ、ギリシャ時代と日本時代を追うのみで、アメリカは‥‥いわゆる黒歴史なのかな。  その日暮らしの雑文ライターから、何を契機に小泉八雲となって行ったのか。作者の解釈と描写が生き生きとしている。  惜しむらくは散見する主語の分からない文。ハーンの旅程をなぞっているので、どちらが主語なのか分からない。

  • tecchan さん

    ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の軌跡をたどる旅。アメリカから我が国の松江、熊本など小泉八雲が暮らした地を自ら鉄道で辿り、何が彼を日本に惹きつけたのかを探る。古来日本人が持っていて現代人が忘れ去ってしまった美しい心とは。

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芦原伸

1946年生まれ、名古屋育ち。北海道大学文学部卒。ノンフィクション作家、紀行作家。日本旅行作家協会、日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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