蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇 岩波文庫

芥川龍之介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003107072
ISBN 10 : 4003107071
フォーマット
出版社
発行年月
1990年08月
日本
追加情報
:
15cm,293p

内容詳細

芥川が小説、随筆、童話、戯曲と、その才気にまかせて様々のジャンルで試みた作品の中から、広い意味で「子どもむき」と考えられる作品を選び収めた。この作品群から、機智や逆説や諷刺、そしてまた、そうした理智の鎧で固められた奥にひそんでいる作者の、少年のような純潔で素直な魂を感じとることができる。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • molysk さん

    表題作をはじめとして、こども向きといえる作品を集めた短編集。仏教説話の態で因果応報を説く「蜘蛛の糸」。中国古典を範として仙人を志す若者を描く「杜子春」。冒険に出た少年が希望からの暗転に出会う「トロッコ」。ほかにもおとな向けに脚色されたおとぎ話や、怪談や戯作など、創り出された作品の幅広さは、芥川龍之介の才能のなせる業か。中でも印象深いのは、物語の流れを一瞬にして反転させてしまう、結末に至る展開の巧みさ。こどもだけではなく、おとなも引き込まれる。卓越した短編小説家であった芥川の面目躍如たる、珠玉の作品の数々。

  • naoっぴ さん

    ゆっくり時間をかけて味わいました。芥川作品の中で子ども向きな作品を収めたとのことで、教科書に出てきそうな話や童話のような話、戯曲など、ジャンルも多岐にわたっていて興味深く読みました。「父」「トロッコ」「雛」に心動かされ、「蜘蛛の糸」のさすがの語りの美しさには思わず音読。昔ばなしのパロディはちょっと笑えます。芥川竜之介ってこういうものも書いてるのね、と親近感を感じる短編集でした。楽しめました。

  • 優希 さん

    子供向けに書かれた短編集ですが、そのジャンルは小説・随筆・童話・戯曲と幅広いです。芥川の少年のような素朴さを感じることができました。

  • 優希 さん

    芥川の作品の中から「子供向け」の作品を集めたということですが、十分読み応えがありました。少年の素直な心を感じる人も多いでしょうね。

  • 優希 さん

    何度読んでも芥川の少年のような素朴さを感じます。子供向けと思われる作品を集めているからでしょうか。それでも読み応えは十分あります。

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人物・団体紹介

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芥川龍之介

1892年東京生まれ。東大在学中に豊島与志雄や菊池寛らと第三次「新思潮」を発刊。1916年に発表した「鼻」が夏目漱石に激賞され、続く「芋粥」「手巾」も好評を博す。後年は厭世的人生観に拠った作品を手がけ、また小説の「筋」をめぐり谷崎潤一郎との文学論争に至った。1927年「ぼんやりした不安」から睡眠薬自

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