杜子春 角川文庫

芥川龍之介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041061763
ISBN 10 : 4041061768
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
336p;15

内容詳細

金持ちの息子、杜子春が財産を使い果たし途方に暮れていると、見かねた仙人に大金を授けられる。しかし、金の有無で態度を変える人間に嫌気がさし、仙人へ弟子入りを志願した。そんな彼に課された条件はたった一つ。「決して声を出さないこと」。虎や蛇、地獄での責め苦にも、決して口を開かない彼だったが…。青年が平凡に生きる喜びを見つけるまでを描く「杜子春」ほか、「女」「南京の基督」など全十七篇を収録。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 万葉語り さん

    杜子春は帯にあった「人間というものに愛想がつきたのです。」が印象的だった。17編の短編とエッセイで印象的だったのは「南京の基督」と「素戔嗚尊」様々なことに造詣の深い作家だと改めて思った。2017-189

  • mitu さん

    小説11篇と若干の小品・随筆。試し読みの「秋」にそそられて購入。転機の短篇集らしい。特に「秋」は、芥川の歴史物から現代物への転機を図った作らしい。従兄弟を挟む姉妹をキリリとした明晰な文体で抒情には溺れず余韻を残して描いているようだ。文学の才を犠牲にして、寡婦の母の家計を思いやり、惹かれ合う従兄弟を妹に譲り、女学校卒業後、突然、平凡な男と結婚した姉信子。作者は登場人物から遠くに居ながら、読者を彼等の近くに送り込むのは知の力なのか。たゆたう三角関係。⇒

  • mm さん

    「日本近代文学の起源」を読んだ時、芥川と谷崎の間に起こった「『話』のない小説論争」の事が書いてあったので、芥川を読む。柄谷はこの論争で「話」が指しているものが両者で食い違っており、むしろこの論争は、中心性を持たないことへの立場の近さを示しているということなのだが。この芥川本のコンセプトはわかりやすくて、大正9年の3月から10月に書かれたものがほとんどである。大正8年に作家の危機として、同じようなものの繰り返しに陥った芥川が、転機を測って脱出を試みた時期らしい。クリアカットの文は不変のようだけど。

  • 那由多 さん

    かつて菊池寛は「芥川の作品は銀のピンセツトで人生を弄んでゐるやうな、理智の冷たさがある……」と評していたが、ここに収められた作品群には既に当てはまらない。どれもそこそこ巧く他の作家なら合格点に達しても、芥川にしては平凡の域を出ていない。しかし『女』の蜂が蜘蛛に襲われるシーンなどのように、描写力はいずれも圧倒的。そしてページ数が短ければ短いほど、筆が冴える。

  • ホシ さん

    大正九年三月から十月に書かれた短編11篇と若干の随筆・小品を収めます。芥川は前年に作家としての危機を覚えていたらしく試行錯誤をした模様。その様子を垣間見れる作品集だと思います。文学の素養がないので「?」の作品もありましたが、〈人間像〉の理想と現実を巡る葛藤のようなものを感じました。「芸術家が退歩する時、常に一種の自動作用が始まる。という意味は、同じような作品ばかり書く事だ。自動作用が始まったら、それは芸術家としての死に瀕したものと思わなければならぬ。(芥川)」芸術家でなくても肝に銘じたい言葉ですね。

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人物・団体紹介

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芥川龍之介

明治25(1892)年東京生まれ。東大在学中に豊島与志雄や菊池寛らと第三次「新思潮」を発刊。大正5(1916)年に発表した「鼻」が夏目漱石に激賞され、続く「芋粥」「手巾」も好評を博す。後年は、厭世的人生観に拠った作品を手がけ、また小説の「筋」をめぐり谷崎潤一郎との文学論争に至った。昭和2(1927)

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