奉教人の死 新潮文庫 改版

芥川龍之介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101025049
ISBN 10 : 4101025045
フォーマット
出版社
発行年月
2001年09月
日本
追加情報
:
16cm,231p

商品説明

芥川は殉教者の心情や、東西の異質な文化の接触と融和という課題に興味を覚え、近代日本文学に“切支丹物”という新分野を開拓した。文禄・慶長ごろの口語文体にならったスタイルで、若く美しく信仰篤い切支丹奉教人の、哀しいが感動的な終焉を格調高く綴った名作『奉教人の死』、信仰と封建的な道徳心との相剋に悩み、身近な人情に従って生きた女を描く『おぎん』など、11編を収録。

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    切支丹物と称される11の短篇を収録。篇中、この分野としてもっとも成功しているのは、やはり表題作「奉教人の死」だろう。文体、語りの工夫もさることながら、全編にただよう格調と余韻はこの時期の芥川を如実に示している。切支丹文学として、濃密なエキゾティズムと浪漫性とを漂わせるが、それはまさに白秋の『邪宗門』で歌われた「われは思ふ、末世の邪宗、切支丹でうすの魔法」に通低するものである。編年体で編集されているために、後半では筆致の変化も見られる。「報恩記」などは芥川が、もはや切支丹物から離陸しつつあることが顕著だ。

  • 新地学@児童書病発動中 さん

    キリスト教をテーマにした芥川龍之介の短編集。芥川の場合、文体や物語の構成に力を入れ過ぎて、作者の感情が直接伝わってこないことがあるが、ここに収録されている物語にはそういった不満を感じなかった。集中の白眉はやはり「奉教人の死」だと思う。異国趣味に溢れた文体で、気高く生きた少年の短い一生を描き出している。「報恩記」も好みの短編で、プロットの捻り方が巧い。「おぎん」も素晴らしい短編で、人間の真情と宗教の教条主義的な面の相克を、鮮やかに表現している。この短編集を読んで、改めて芥川龍之介の素晴らしさを実感した。

  • ゴンゾウ さん

    芥川のキリスト教をテーマにした短編集。一部古文や漢文形式の作品もあり残念ながら理解できないものもあったが、総じて良い作品が多かった。独自の宗教観、価値観のある島国日本。 そこに進出するキリスト教の教えとその合理性と矛盾を芥川独自の解釈でシビアにユーモラスに皮肉を交えて書いている。傑作と言われる表題作以外にも面白い作品が多い。巻末の注解と格闘しながらも読んでおきたい作品集。

  • ヴェルナーの日記 さん

    キリシタンものを扱った作品集。芥川作品の中で、およそ初期から中期に執筆された作品が多い。この頃の芥川は、文体に試験的な試みが旺盛な時期で、作品ごとの筆致がかなり違う。ゆえに読者の好みによって当たりはずれが大きい。自分個人としては、『地獄変』や『羅生門』のような提喩を鮮やかに使用した作品が好みなので、本作のような硬質な筆致な作品は、いまひとつ冴えのない作品に思えてしまう。

  • けそけそ さん

    芥川のキリスト教や日本における宗教観を記した短編集 ⭐︎3

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人物・団体紹介

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芥川龍之介

明治25(1892)年東京生まれ。東大在学中に豊島与志雄や菊池寛らと第三次「新思潮」を発刊。大正5(1916)年に発表した「鼻」が夏目漱石に激賞され、続く「芋粥」「手巾」も好評を博す。後年は、厭世的人生観に拠った作品を手がけ、また小説の「筋」をめぐり谷崎潤一郎との文学論争に至った。昭和2(1927)

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