廓証文 北の御番所反骨日録 9 双葉文庫

芝村凉也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575671865
ISBN 10 : 457567186X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
328p;15

内容詳細

捕り違えに端を発し欠員が生じた廻り方の穴を埋めるため、隠密廻りを拝命した裄沢広二郎は、吉原面番所で立ち番に就く日々を送っていた。ひょんなことから年季明けを目前に控えた遊女・狭衣と言葉を交わすようになった裄沢は、吉原を出たら幼馴染みと所帯を持つと語る狭衣の明るい気性を好もしく思っていた。そんな折、半籬の遊女屋で泥棒騒ぎが出来る。泥棒はすぐに捕まったものの、被害に遭った遊女屋が狭衣のいる梶木屋だと知り、裄沢は妙な胸騒ぎを覚える―。書き下ろし痛快時代小説、人気シリーズ第九弾。

【著者紹介】
芝村凉也 : 1961年宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。二十数年のサラリーマン生活を経て著述活動に入る。2011年「返り忠兵衛 江戸見聞」シリーズにてデビュー。重厚な筆致と優れた人物描写で話題となり、大きな注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やま さん

    北町奉行所の隠密廻り同心・裄沢(ゆきさわ)広二郎の活躍の物語です。 【廓証文】 隠密廻り同心には、「吉原の面番所」勤めがある。裄沢広二郎は、隠密廻り同心になって半年。吉原の半籬「梶木屋」で盗難騒ぎが起こった。梶木屋の廓主は、年季明けが迫った遊女狭衣(さごろも)の年季を伸ばすために謀をめぐらす。裄沢が、謀をあばいて梶木屋を叱りつける。狭衣を救った裄沢に吉原の全ての遊女が、感謝する。半年で、裄沢は、吉原三千の遊女の心を掴んだ。

  • ニッキー さん

    この作家には、ずっと付き合って来たが、このシリーズ程面白く、文章が分かりやすい物はない。 風の市兵衛と同じ位に、胸がスッキリする爽やかさがある。

  • デジ姫 さん

    お馬先召し捕り一件は同心が力を合わせて調べ上げ相手にぐうの音も出ないほどのセリフにスカッとした。廓証文では吉原が一体となっての3組の花魁道中の心意気は花があってよかった。堤真一さんあたりでドラマ化してほしいな〜

  • coldsurgeon さん

    知恵が回り弁もたつ同心裄沢広二郎が主人公。裄沢は道理に合わなければ上役にも物申すが、左遷や謹慎を恐れず、正義を貫こうとする。廓吉原の内部規則というべき仕来りを盾に取り、年季明けまじかの遊女を囲い込もうとする楼主に対して、倫理と条理で乗り越える裄沢は、なかなか格好が良い。役人にはそれぞれその職分があり、他の者の職分に手を出すことは組織の統制を乱すことになるが、人としての倫理に反することには正義が優先する。正しく江戸の治安を守るため、主人公の奔走は続く。

  • マサオ− さん

    今回の三作も痛快にきっちり落とし相手にぐうの音も付かないほどやり込めて読んでいてすっきりした。そして当時の奉行所の仕事も判りなおさら良かった。

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芝村凉也

1961年宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。二十数年のサラリーマン生活を経て著述活動に入る。2011年「返り忠兵衛 江戸見聞」シリーズにてデビュー。重厚な筆致と優れた人物描写で話題となり、大きな注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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