かどわかし 北の御番所 反骨日録 5 双葉文庫

芝村凉也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575671254
ISBN 10 : 4575671258
フォーマット
出版社
発行年月
2022年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;15

内容詳細

用部屋手附同心の裄沢広二郎は、僅か半年のうちに敵対した与力を三人もお役から飛ばしたことで、北町奉行所の同僚から気を遣われる存在となっていた。
そんな中、日本橋本石町の呉服屋・鷲巣屋の番頭が裄沢の屋敷を訪れ、小判入りの菓子折を置いていった。
見世への出入りを求めてきた鷲巣屋の願いを裄沢はにべもなく断るが、それでも諦めない見世の主は卑劣な手を使い――。
裄沢の身辺を探る鷲巣屋の目的は一体何なのか、そしてその正体とは!? 
書き下ろし痛快時代小説、人気シリーズ第五弾。


【著者紹介】
芝村凉也 : 1961年宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。二十数年のサラリーマン生活を経て著述活動に入る。2011年「返り忠兵衛 江戸見聞」シリーズにてデビュー。重厚な筆致と優れた人物描写で話題となり、大きな注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やま さん

    北町奉行所の用部屋手附同心・裄沢(ゆきさわ)広二郎の活躍の物語です。広二郎は、頑固ではあるが、真っ直ぐな気性である。広二郎は、怪我で休んでいた親友で定町廻り同心・来合轟次郎と南町奉行所の定橋掛与力・坂木勘之丞の娘・美也との祝言に、北町奉行が列席して祝言を行なうことに成功した。そして広二郎に敵対していた与力三人が僅か半年の間にお役から解任されたことで同僚から気遣われ、見知らぬ商人から付け届けが来る。→

  • ニッキー さん

    変な素性の悪徳商人が出てきたが、親玉は分からず仕舞い。いずれまた登場か⁉️ 裄沢の周りには、だんだん仲間が出来て来た、今回も色々と助けてもらい、事なきを得る。 隣の茜ちゃんには好かれているみたいだし、どう発展するか❣️ 定廻りにはならなかったが、また的役が回ってくるか⁉️

  • デジ姫 さん

    第3話「秋霜」善三の仕事熱心故に起こした犯罪には涙を誘う。出来る小者を何とかお目こぼしできないものかと読みながらも願ったけど斬首の決定下る。切なかった・・

  • coldsurgeon さん

    1800年ごろの江戸時代後期、江戸北町奉行所を舞台とした時代小説。知恵が回り弁もたつが剣の腕前はない同心が主人公。道理に合わなければ上役にも物申す主人公の活躍は、とても愉快にさせる。主人公を陥れようとするたくらみには、洞察力の鋭さを武器に、すっぱりと乗り切ることができる。隣組のうら若き美女との関係が気になるが、今後の展開は?

  • おーこ さん

    図書館本。短い間で上役を2人も飛ばした裄沢に、誼を通じたい大商家が登場します。己の道理にそぐわぬことは平気で突っぱねる裄沢は、お金をちらつかされてもびくともしません。そんな頑固者だから、今回のように隣家の娘がかどわかされたり、人死が出たり裄沢の周りで物騒なことが続くんだろうなと。結局、商人後ろ盾だった人物は謎のままだし、まだまだシリーズは続きそうです。

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芝村凉也

1961年宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。二十数年のサラリーマン生活を経て著述活動に入る。2011年「返り忠兵衛 江戸見聞」シリーズにてデビュー。重厚な筆致と優れた人物描写で話題となり、大きな注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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