近松名作集 21世紀版少年少女古典文学館

興津要

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062827683
ISBN 10 : 4062827689
フォーマット
出版社
発行年月
2010年02月
日本
追加情報
:
20cm,277p

内容詳細

親しみやすい現代文で古典の世界を再現し、日本の古典文学に初めて出会う子どもの理解を助ける、児童向け古典文学全集の決定版。本巻は、義理と人情の人間ドラマを描きだす近松門左衛門の最高傑作5編を収録。

【著者紹介】
富岡多恵子 : 1935年、大阪市に生まれる。大阪女子大学(現大阪府立大学)英文科卒業。処女詩集『返禮』でH氏賞、『物語の明くる日』で室生犀星詩人賞を受賞する。のちに小説も書きはじめ、『当世凡人伝』の中の「立切れ」で川端康成文学賞、『冥途の家族』で女流文学賞、『植物祭』で田村俊子賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆうゆうpanda さん

    近松門左衛門は生涯に時代物を約七十編、世話物を二十数編書いているという。世話物は晩年に集中している。近松の時代は人形は一人遣いだったらしい。私達がCG映像に親しむ過程も、初めはスペクタクル今は恋愛物にまで及んでいるから、江戸時代の人にも同じ感覚だったのかも。本書は一編を除き世話物四編を紹介している。文章で読んで、より完成度の高いものをという配慮だろう。籠の鳥である遊女は恋の為に命を落とす。相手の男はこんなヤツのどこが良いのだろうというような優柔不断な者ばかり。花の命の短さや。破滅への憧れは流行病だったか。

  • fu さん

    『出世景清』『冥途の飛脚』『博多小女郎波枕』『心中天の網島』『女殺油地獄』の5作。今もなお浄瑠璃や芝居など上演され続ける名作多。恋はご法度という時代性の濃い悲哀の物語は、子どもが読んで表面的に内容を理解できたとしても、物語の哀しさ切なさがわかるようになるのはもう少し後になるんだろうなあ。このシリーズを何冊か読んでいるが古典は訳者次第と痛感する。訳者富岡氏は原作忠実主義で、あとがきで作品を読み解く鍵を説明している点が好ましい。挿絵の切り絵は息をのむ美しさ。

  • A.T さん

    わかりやすく現代語訳された近松の浄瑠璃だが、かえってわかりにくくなった矛盾。というのも、現代語に置き換えると現代の理屈で考えて読んでしまうからなのであろう。言葉と精神の世界観がリンクすることを思い知らされる。やはり浄瑠璃は原文ままに読むのが、近道なのかも。

  • 訪問者 さん

    収められている作品は、いずれも興味深いものばかりだが、やはりこれは原作を読むべきだろうか?

  • るりねこ さん

    あらすじを知りたくてよんでみる。なんて話なの。

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人物・団体紹介

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興津要

1924年生まれ。早稲田大学文学部国文学科卒業。早稲田大学名誉教授。専攻は近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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