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21世紀版少年少女古典文学館 第6巻

興津要

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062827560
ISBN 10 : 4062827565
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

親しみやすい現代文で古典の世界を再現し、日本の古典文学に初めて出会う子どもの理解を助ける、児童向け古典文学全集の決定版。本巻は、貴族社会を描き尽した一大叙事詩の「源氏物語」を収録。

【著者紹介】
瀬戸内寂聴 : 1922年、徳島県に生まれる。少女時代から小説家を志し、東京女子大学に進む。1961年、『田村俊子』で田村俊子賞、1963年、『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年、岩手県平泉の中尊寺で得度受戒。法名・寂聴。1974年、京都・嵯峨野に寂庵を結ぶ。1987年より岩手県天台寺住職(現・名誉住職)。1992年、『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年、『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年、『場所』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。また2006年には国際ノニーノ賞受賞、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kagetrasama-aoi(葵・橘)

    21世紀版少年少女古典文学館を、いずれ孫と一緒に読みたいと思い読んでいますが、「源氏物語」は子供にはあまり向かないかも。私は高校生の時与謝野晶子さん訳が「源氏物語」の出会いです。十分だった気がします。光源氏が主人公で、結局のところ一夫多妻のお話。「源氏物語」の紫の上側からの話を読んでみたいかも。一夫多妻は文学のテーマとしては優れものですが、現代に生きる私達には共感はし難いですものね。「宇治十帖」が殆んど省略されていて残念だけど、こちらも子供に向かないテーマだから仕方ないかも…。

  • スズコ(梵我一如、一なる生命)

    人間の心情がまるで反物が滑らかに転がり美しい柄が現れるように、奥ゆかしく、奥深く堪能できる読書で、なかなか今まで出会うことのない新鮮なものだった。村上春樹と対局にすら感じた。柏木が源氏への後ろめたさから死ぬ下りで「どうして死ななければならないほど世間を狭めてしまったのか」と自ら悔やむ辺り、自らの視野狭窄をわかっていながら尚死に向かうのか!と衝撃を受けた。気持ちや念で動く筋書きに読めるが、現代のようにあくせくの仕事もなく、女房達の閉鎖的な環境を思うと、あながち間違ってないのかも、、、と震え上がりました。

  • ふくとみん

    柏木と女三の宮の話を読むと「細雪」を思い出してしまった。少年少女古典文学館で読んだが話が簡略化されており人物像がわかりにくい。とは言え原典を読むこともないだろうと思います。

  • 訪問者

    天野喜孝の絵は本当に素晴らしい。物語の方もなかなか面白く、いつかもっと本格的なものを読んでみたいものだ。

  • 訪問者

    やはり、これはジュブナイルではなく、もう一度、『潤一郎訳 源氏物語』を読み返さなければ。角田光代訳の源氏も面白そうだし。

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