堤中納言物語・うつほ物語 21世紀版少年少女古典文学館

興津要

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062827577
ISBN 10 : 4062827573
フォーマット
出版社
発行年月
2009年12月
日本
追加情報
:
20cm,317p

内容詳細

親しみやすい現代文で古典の世界を再現し、古典文学に初めて出会う子どもの理解を助ける、児童向け古典文学全集の決定版。本巻は、個性的人間像が描かれた「提中納言物語」と王朝ロマン「うつほ物語」を収録。

【著者紹介】
干刈あがた : 1943年、東京都に生まれる。早稲田大学政経学部中退。『樹下の家族』で海燕新人文学賞を受賞してデビュー。ゆれ動く現代の家族を清新な感性でとらえた作品を次々に発表。『ゆっくり東京女子マラソン』で芸術選奨文部大臣新人賞、『しずかにわたすこがねのゆびわ』で野間文芸新人賞を受賞。1992年逝去

津島佑子 : 1947年、東京都に生まれる。白百合女子大学英文科卒業。学生時代から小説を書きはじめる。『葎の母』で田村俊子賞、『寵児』で女流文学賞、『光の領分』で野間文芸新人賞を受賞。古典『夜半の寝覚』を素材にした『夜の光に追われて』で読売文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kagetrasama-aoi(葵・橘) さん

    「堤中納言物語」染々する話、機知にとんだ話、etc.この時代にもう素敵な短編小説の萌芽が!特に“愛ずる姫君”は有名ですね。原文で読み返したくなりました。「うつほ物語」こちらは”古典体系”を挫折しました。長くて荒唐無稽過ぎて、やや取留めが無くて。この津島佑子さんの現代語の意訳小説はとても纏りがよい話になっていると思います。古典に興味がわく物語です。

  • mm さん

    先日「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」を読み、心にヤスリをかけられたような感じがした。ヒリヒリを癒す真逆のベクトルは日本の古典のような気がしたのですが、読解力が無いので子供向きに大幅に解釈の入ったやつを読むことにした。この辺りが高校の時のテストに出てた様な気がするという、変な所が気になった。もっと古典を楽しむアンテナを育成できなかったのは失敗ですね。しかし、恋と宴の趣向と着物や小物の取り合わせの風雅、歌のやりとりが生活の大半である様子はベクトルは逆ということかな。虫愛づる姫君のテーマは現代的で驚いた。

  • 花林糖 さん

    (図書館本)堤中納言物語・うつほ物語で一冊なのが残念。堤中納言物語は「貝合わせ」「虫愛ずる姫君」「はいずみ」がやはり◎。うつほ物語は貴宮の求婚者のダメっぷりにビックリ。ひらいたかこさん・藤川秀之さんの絵がとても良かった。

  • 翡翠 さん

    うつほは途中で挫折。堤中納言物語も全体から見れば浅く、面白味に欠ける。有名どころの古典の面白さを再確認。

  • りー さん

    『堤中納言物語』からは「このついで」「愛ずる姫君」「ぼどほどの懸想」「逢坂こえぬ権中納言」「貝合わせ」「はなだの女御」「はいずみ」を収録。幼い頃読んだ虫愛ずる姫が“風の谷のナウシカ”になって目の前に現れた時「あ、堤中納言だ!」と、物語が形を変えて受け継がれることに鳥肌がたった記憶があります。その他の物語は覚えていませんでしたが、女房たちの才気がバチバチする「はなだの女御」が好きになりました。『うつほ物語』は、初めて。こんなに壮大なファンタジーが平安中期にあったことが痛快。琴の音が繋ぐ物語を楽しみました。

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興津要

1924年生まれ。早稲田大学文学部国文学科卒業。早稲田大学名誉教授。専攻は近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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