堤康次郎 西武グループと20世紀日本の開発事業 中公新書

老川慶喜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121027962
ISBN 10 : 4121027965
フォーマット
出版社
発行年月
2024年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
384p;18

内容詳細

早稲田大学在学中からゴム会社や木材会社を経営し、卒業後は別荘地や住宅地を精力的に開発して土地開発に生涯をかけた堤康次郎。その軌跡は、銀行員、公務員、会社員などの新中間層(サラリーマン)の誕生や都市人口の増大と重なる。軽井沢や箱根では別荘地や観光道路を開発し、東京市内外では目白文化村や大泉・小平・国立の学園都市を開発した。後年は武蔵野鉄道など私鉄の経営権を握り、デパートや化学工業も含めた西武コンツェルンを一代で築く。彼の本分はまぎれもなく「土地」にあった。近代日本の申し子である「土地の堤」の足跡を厖大な資料から辿る。

【著者紹介】
老川慶喜 : 1950年埼玉県生。立教大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。関東学園大学経済学部専任講師・助教授、帝京大学経済学部助教授、立教大学経済学部助教授・教授、跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授を務める。立教大学名誉教授。1983年の鉄道史学会設立に参加、理事や会長を務め、現在は顧問。著書『日本の鉄道―成立と展開』(共編著、日本経済評論社、1986、第13回交通図書賞)、『近代日本の鉄道構想』(日本経済評論社、2008、第34回交通図書賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kooya さん

    堤康次郎の生涯を概観しながら西武グループの発展について論じた本。派手な女性関係で有名な康次郎だが、本書は彼の人物像にはあまり触れず、あくまでも事業史に焦点を当てている。経営における康次郎の特徴は「新中間層の生活水準向上」「公共性と営利の両立」「部下の派遣を駆使した実質的な経営権の奪取」の3つに集約される。実際、1つ目の要素には箱根や軽井沢での土地開発が、2つ目には戦時下での糞尿輸送や流木の引揚げ事業が、3つ目には旧西武鉄道の買収が該当する。(コメント欄へ続く)

  • 助作 さん

    さすがに「土地の堤」というだけあって軽井沢、池袋、伊豆、滋賀を主戦場に土地開発事業を展開した人生。延々とそのあまりにも多い取引実績が並ぶのにはクラクラする。こうしてセゾングループができていったんだ。二代目がどうしようとも土地神話の崩壊とともに力が落ちていったのはある意味必然なのかもしれないと思いながら読了。

  • onepei さん

    いわれてみれば滋賀も西武がめだっていたなと

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